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甲津畑町セツブンソウ生育地保護区

山野草
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甲津畑町セツブンソウ生育地保護区(こうづばたけちょうセツブンソウせいいくちほごく)は、日本の滋賀県長浜市甲津畑町にあるセツブンソウ(節分草)の群生地を保護するために指定された地域です。この保護区は、セツブンソウという希少な植物の保護とその美しい自生地の維持を目的としています。

甲津畑町セツブンソウ生育地保護区の概要

  • 場所: 滋賀県長浜市甲津畑町(こうづばたけちょう)
  • 植物: セツブンソウ(学名:Eranthis pinnatifida)
  • 保護区の設立目的: セツブンソウの保護と、その自然環境の保全
  • 規模: 約2ヘクタールのエリア

棚田の法面にさいているので、下から見上げる感じで お花の表情が見やすく好きです。

背景の里山の雰囲気も美しく、癒される場所です。

下草刈りなど、手入れがされ 大切に育てられていると感じます。

セツブンソウとは?

セツブンソウは、キンポウゲ科に属する多年草で、日本の固有種です。早春に白い花を咲かせることで知られており、通常は2月から3月にかけて見られます。その花の姿は、清楚で美しく、寒さの厳しい冬が終わり春の訪れを告げる「春の使者」として親しまれています。しかし、セツブンソウは生育条件が厳しく、全国的にも群生地が少ないため、保護の対象となっています。

甲津畑町でのセツブンソウの特徴

甲津畑町のセツブンソウは、有名な場所では有りませんが、知る人ぞ知るスポットです。

この地域では、セツブンソウが豊富な地下水と適度な日照を受けて、非常に良好な状態で育ちます。

また、地域の住民や地元の団体による保護活動が積極的に行われており、適切な管理のもとで生態系が保たれています。

滋賀県レッドデータブック 2005 年版に指定されている、希少なセツブンソウが、こんなにたくさん咲き誇る場所は大変貴重です。

保護活動と取り組み

  1. 保護看板の設置
    自然環境を守りながら、観光客が訪れるために看板を設置し、セツブンソウの保護区を明確に区分けしています。また、保護のための注意喚起の看板を設置し、観光客に対して植物や生態系を守るためのマナーを啓発しています。
  2. 地元ボランティアの活動
    地元の住民やボランティア団体が中心となり、定期的な清掃活動や、適切な草刈りなどを行い、生育環境を整えています。これにより、セツブンソウの生育に適した環境が維持されています。
  3. 教育と啓発活動
    地元の小学校や中学校などで、セツブンソウの生態や保護の重要性についての教育活動が行われています。また、訪れる観光客に対しても、案内板やパンフレットを通じてセツブンソウの保護に関する情報を提供しています。

ネット情報では、フェンの設置とありましたが、フェンスは有りませんでした。

民家の裏手の土手の部分で、直ぐ近くで観察できます。

防御ネットなども有りません。

東斜面で、西日は当たらない感じです。

東は、民家の建物があり、ちょうど良く陰になっています。

ほんとに、民家の裏手!なので、看板がなければ発見できないと思いました。

生育のために確保すべき条件

・土地利用の変化を防がなくてはならない。
・山野草の愛好家または商業目的などによる乱獲を防ぐ必要がある。
農作業の一環として行われてきた草刈りなど、人間による植生管理によって結果的に群落が維持されてきた。

生育条件の維持のための環境管理の指針

棚田や畑地の斜面上または石垣垣などの生育地を保全するため、
・農地の維持管理、野生動植物の調査その他指定に係る希少野生動植物種の保護に支障のないものを除き、土地の形質の変更は行わないものとする。
・ 環境管理 条例違反行為に対する巡視を行うほか、所有者、周辺住民および関係団体と連携協力して維持につとめるものとする。

大変なご努力があると、理解しました。

アクセスと観賞のポイント

  • アクセス:
    JR北陸本線「長浜駅」から車で約30分。
  • 観賞のベストシーズン:
    例年2月中旬から3月下旬にかけてが見頃とされています。この時期にはセツブンソウの白い花が一面に咲き誇り、美しい風景を楽しむことができます。
  • 観光の注意点:
    自然保護区であるため、植物の採取や踏み荒らしは厳禁です。また、セツブンソウの花は非常に繊細であり、人が踏みつけたり、土壌が荒れたりすることで簡単に損傷してしまいますので、注意して観賞しましょう。

伊吹山の麓にある、セツブンソウの自生地(大久保地区)を見てから移動したので、結構な時間が掛かりました。

名古屋方面からは、国道421号が良いと思いますが、春先は石榑峠から永源寺ダム辺りには、積雪がありますのでスリップ注意です。

路肩の側溝に蓋がないところがあるので、落ちないよう注意しましょう。

冬季で封鎖される狭い峠などと違い、広い道路なので大型トラックも通ります。

ツーリングのライダーも多いので賑やかではありますが、スピードは控え目に。

今回訪れた日は、2023年3月4日。

この年は、雪が少ない年で、石榑峠の残雪も少ない年でした。

3月上旬が見頃なのではないでしょうか。

伊吹山の麓では、2024の3月は、セツブンソウの咲いている時に雪が降り、花が埋まったそうですが、

甲津畑町は、地理的に南に位置するので良い環境だと感じます。

甲津畑町地区のみなさまへ感謝

ここは、特に観光地でもなく、知る人ぞ知るスポットだと思います。

それにも関わらず、駐車場までご準備頂き、感謝致します。

非常に分かり難い場所ですので、助かりました。

ありがとうございました。

最後に

甲津畑町セツブンソウ生育地保護区は、地域の人々が長年にわたり保護活動を行い、美しい自然を守り続けてきた場所です。

セツブンソウの可憐な花々を楽しむだけでなく、自然環境を守る大切さを実感できるスポットでもあります。

訪れる際は、保護活動の意義を理解し、マナーを守って楽しみましょう。

また来年も、元気で咲く姿が見られることを楽しみにしています。

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