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【可憐な紫】シソバタツナミソウの魅力を解説!

山野草

春の野山で、ひっそりと咲く薄紫色の花を見つけたら、それはタツナミソウかもしれません。

そのタツナミソウの中でも、特に葉っぱの模様が美しい種類のものがあります。

葉がシソに似ていることから、シソバタツナミソウとよばれます。

タツナミソウ自体は、よく見掛ける草花なのですが、このシソバタツナミソウは珍しく

なかなか出会うことがないかも?知れません。

そんな小さく控えめながらも、その美しい姿は、まるで春の妖精が羽根を休めているかのよう。

今回は、そんな可憐な魅力を持つシソバタツナミソウについて、詳しく解説していきます。

基本情報:シソバタツナミソウってどんな植物?

シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)

分類:シソ科/タツナミソウ属

花の特徴:約1.5~2cmの淡い紫色の唇形花。花びらの内側には、美しい模様が見られます。

     花は、タツナミソウと同じです。

     タツナミソウは世界中に約200種あります。

      花が穂状に多数付き、同方向に花を向いて咲く姿が波を連想させる。

葉の特徴:対生する葉は、シソの葉に似た卵形で、縁には緩いギザギザがあります。

     葉脈に沿った紫色の模様が美しいです。

実の特徴:花が咲き終わると、小さな球状の果実をつけます。

開花時期:4~5月

分布:本州(福島県以西)、四国、九州

好む環境:明るい林の中や、木陰など、やや湿った場所を好みます。

     半日影の木陰になる涼し気な所に多いようです。

     普通のタツナミソウは、日当たりの良い斜面でよく咲いていますが、少し好む環境が違うようです。

     湿った所が好きなので、林道沿いの側溝のある所でも咲いています。

     やはり、日陰の涼しい所で咲いている感じです。

シソバタタツナミソウの花言葉は?

シソバタツナミソウ自体の花言葉は、見当たりませんでした。

タツナミソウの花言葉は「私の命を捧げます」

タツナミソウは漢方として利用されており、自らを犠牲にして人々を救う健気な姿から付けられたようです。

海外では「精神の安定」がありますが、こちらも漢方から。

花の下の方には、もう実ができてきています。

この姿も可愛らしく好きです。

【見分け方】よく似た花との違いは?

シソバタツナミソウは、よく似た花が多いことでも知られています。

特に、コバノタツナミやオカタツナミソウは、花の色や形がよく似ており、見分けるのが難しい場合もあります。

見分けるポイントとしては、葉の形や毛の有無などがあります。

図鑑やウェブサイトなどを参考に、特徴をよく観察してみましょう。

でも、圧倒的に違うのは この葉っぱの鮮やかな模様です。

一般のタツナミソウの葉っぱには模様はなく、普通に緑色です。

湿り気の多い、木陰の涼しい場所を探してみて下さい。

丸いお皿のようなのが実です。

タツナミソウの属名:Scutellariaのscutellaは、ラテン語で小さな皿の意味です。

花びらが落ちた跡に残るがくが、お皿のような形状になります。

3. 【開花時期】いつ、どこで見られる?

シソバタツナミソウは、春を告げる花としても知られています。

開花時期は4~5月頃で、ちょうど桜の花が散り始める頃に、薄紫色の可愛らしい花を咲かせます。

葉っぱは、4月頃には出てきて見ることができますが、花の咲くタイミングが いつも悩む所です。

今回 訪れた場所は 2024/5/17 「みたけの森」です。

岐阜県可児郡御嵩町中2777−1

駐車場もある整備された森です。

下草も定期的に刈られ、非常に綺麗な登山道で、初心者の方の山の散策には ピッタリの所だと思います。

山で迷子になる心配もないので、気軽に出かけてみて下さい。

結構広いので、いい運動になると思います。

その他に、シソバタツナミソウが見られる場所として、比較的 行きやすい場所をご紹介します。

・五宝滝

 岐阜県加茂郡八百津町八百津

・ふどうの森

  岐阜県関市迫間

【魅力】シソバタツナミソウの魅力とは?


シソバタツナミソウの最大の魅力は、そのユニークな花の形もそうですが、何といっても葉っぱの色彩の美しさにあります。

紫の班いりの葉っぱは、控えめながらも大胆なデザインは、一目見ると忘れられない印象を与えます。特に、他の植物と組み合わせたときの調和のとれた姿は、多くの植物愛好家の心を捕えて離しません。この記事を通じて、その魅力にどっぷり浸り、ぜひその魅力を友人や家族とも共有してみてください。

まとめ:春の妖精を探しに、野山に出かけよう!

今回は、シソバタツナミソウの魅力について、詳しく解説しました。

小さく控えめながらも、美しい花を咲かせるシソバタツナミソウ。

ぜひ、春の野山に出かけて、可憐な姿を探してみてはいかがでしょうか?

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