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神秘の新種「キタヤマオウレン」の魅力を探る

山野草
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2011年、日本の植物学界に衝撃が走りました。

それは、新種の植物、キタヤマオウレンが発表されたのです。

21世紀に入ってからも、まだ知られていない植物が日本に存在していた!?

という事実は、多くの人々を驚かせ、自然の神秘と日本の生物多様性の豊かさを改めて認識させてくれました。

その発見は、地道な調査と研究の成果であり、同時に日本の自然にはまだまだ未知の宝が眠っていることを示唆しています。

と言っても、見た事もない植物の発見ではなく、今までバイカオウレンだと思って観ていたのが、新種だった!という事のようです。

2014年に改訂された山渓ハンディ図鑑「高山に咲く花」にも掲載されたようです。

そんなキタヤマオウレンが観られる森が有ることを知り、訪れてみました。

2011年に新種として発表されたキタヤマオウレン(北山黄蓮)を見に行こう

キタヤマオウレンが咲いてるとの情報を得て、滋賀県へ向かいました。

自生地「山門水源の森

綺麗に管理された森です。

四季の森にも、ちらほら咲いてます。

葉っぱは五全裂ですね。

バイカオウレンにそっくりです。

雄しべがほんのりピンクのものもあり、非常に美しいです。

花や葉は、バイカオウレンより少し大きい感じがします。

分かり易いのは、黄緑色の花弁(蜜腺)の違いです。

バイカオウレンの花弁舷部の形状は、ほぼ円形で椀形。

キタヤマオウレンの花弁舷部は、やや縦長で花の中心方向が開口したスプーン形状となっている。

森にも咲いてますが、水場の近くの群生が凄いです。

山門湿原からの沢沿いの道。

葉っぱは光沢があり、葉脈がしっかり見えてます。

ほぼ五全裂ですね!バイカオウレンと見分けが付きません。

これは!三裂っぽい。四季の森の針葉樹林の中にて。

雄しべも真っ直ぐ開いて、まるで花火が開いたよう。

これも葉っぱは三全裂。花弁舷部の形状は、ほぼ円形で椀形なのでバイカオウレンのよう。

まとめ

ごく限られた地域にしか分布しない希少な種を観れて、幸栄です。

確かに、お花がバイカオウレンより大きく、ピンクの雄しべのものは素晴らしく美しいと感じました。

群生している数にも驚きました。圧巻の光景です。

森を管理されている方々に感謝致します。

ありがとうございました。

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