「+839から電話が来た。これ、折り返して大丈夫？」
結論から言います。+839は実在しない国番号であり、詐欺の可能性が極めて高いです。
決して折り返さず、出ることも避けてください。
あなたのその一通の着信、もしかすると高額請求や個人情報の流出につながる入り口かもしれません。
最近、SNSやネット検索でも「+839ってどこ？」「怪しい国際番号が来た」などの投稿が増えています。
私自身、初めてこの番号から着信があったときは、本当にドキッとしました。
「仕事の関係？海外の知人？」と思った瞬間もありましたが、調べれば調べるほど恐ろしくなり、これは他の人にも伝えなければ…と思ったのがこの記事を書くきっかけです。
特に最近では、海外からを装った電話やSMSによる詐欺手口が巧妙化しており、ただ“無視すればいい”だけでは済まないケースもあるのが現実です。
知らずに折り返したことで、数千円〜数万円の通話料金が発生したり、その後も何度も電話がかかってくるようになったり…。
誰でも被害者になりうる時代だからこそ、正しい知識と行動が必要なんです。
このページでは、+839の正体から詐欺の実例、安全な対応法、そしてスマホの設定まで、「知らない番号からの着信＝即削除」では済まない“実際の対処法”をわかりやすくステップで解説していきます。
不安に思った今この瞬間が、あなたのスマホ防犯を強化する最高のタイミング。
「知っているだけで、避けられる危険がある」——そう信じて、ぜひ最後まで読み進めてください。
報告されている不審な番号の例
ネット上には「+839-0123-4567」「+839-9876-5432」など、具体的な番号の報告が次々と投稿されています。
これらの番号に共通するのは、+839
という存在しない国コードで始まっている点。
そして、発信元不明・折り返し不可・非通知に設定されていることも多く、追跡が困難です。
「1を押したら人につながった」「折り返したら英語で話された」といった声もあり、詐欺グループが巧妙に罠を仕掛けている様子が伺えます。
では、このような番号からの着信を受けた際には、どのように対応すればよいのでしょうか？次は具体的な対処法を見ていきましょう。
- +839622661805
- +839593826377
- +839512709681
- +839313688752
- +839219209685
私に掛かってきた番号は、+83909736**
ワン切りではありませんでした。平日の昼間に掛けてきたので、よく番号を見ないと
思わず出てしまいそうです。
ネットで検索しても、検索結果はありませんでした。
これらの番号からの着信は、以下のような共通の特徴があります：
- 「通信サービスを停止する」といった自動音声ガイダンス
- 「1を押してください」と案内し、オペレーターにつなごうとする誘導
- 留守番電話に不安を煽る内容のメッセージが残される
- 折り返すと高額通話料金が発生する可能性がある
該当する番号から着信があった場合は、絶対に出ない・折り返さない・1を押さないことが最も安全です。スクリーンショットを撮って通報用の証拠として保管するのも有効です。
第1章：まず落ち着いて！「+839」はどこの番号？事実を確認しよう
突然の「+839」からの着信に驚いたかもしれません。
しかし、慌てる前に、まずは事実を冷静に確認することが大切です。
この番号はどこの国のものなのか？
詐欺の可能性はあるのか？
適切な対応を知ることで、不安を軽減し、安全を守る行動が取れます。焦らず、情報を整理しながら、対策を考えていきましょう。
「+839」の国コード、実在する？
まず最初に結論からお伝えします。「+839」という国番号は、存在しません。
国際電話の国番号はITU（国際電気通信連合）という機関が定めており、その中に「839」という割り当ては現時点では存在しないのです。
つまり、「+839〜」で始まる電話番号があなたのスマホに表示された場合、それは偽装された発信者情報（スプーフィング）の可能性が非常に高いということです。
スプーフィングとは、第三者が別のシステムやユーザーになりすまして、そのシステムやユーザーが誤った行動をとるように誘導する行為です。
具体的には、IPアドレスやメールアドレス、発信者ID、GPS信号などを偽装し、不正アクセスや情報の窃取、システムのダウンなどを目的とすることがあります。
スプーフィングの主な種類:
- IPスプーフィング:IPアドレスを偽装して、正当なシステムになりすます攻撃。
- メールスプーフィング:メールのヘッダーを偽装して、正当な送信者になりすます攻撃.
- 発信者IDスプーフィング:電話の発信者IDを偽装して、正当な発信者になりすます攻撃.
- GPSスプーフィング:GPS信号を偽装して、誤った位置情報を入力する攻撃.
- DNSスプーフィング:DNSサーバーを偽装して、正当なウェブサイトに誘導しないようにする攻撃.
スプーフィングの目的:
- ユーザーを騙して情報を入力させたり、機密情報を流出させたりする.
- システムに不正アクセスをしたり、サービスを停止させたりする.
- 金銭を詐取したり、不正な利益を得たりする.
スプーフィングの対策:
- ユーザーに注意喚起する.
- ネットワークやシステムのセキュリティ対策を強化する.
- スプーフィング対策ツールを導入する.
スプーフィングは、情報セキュリティ上の脅威の一つであり、常に注意を払う必要があります
これはいわば、差出人を偽装して送ってくる迷惑メールの電話版。
実在しない国番号を使って、あたかも海外から掛けてきたように見せかけているのです。
見慣れない番号＝詐称の可能性あり？
一見すると「海外からの着信かも？」と思ってしまいがちですが、+839のような不自然な国番号からの着信は、99％詐称されたものと考えてOKです。
また、こうした番号からは短時間で何度も「ワン切り」されることも多く、不安を煽るようにできています。これは「何度も来る＝大事な連絡かも？」と思わせ、折り返しを誘うための手口なんです。
SNSでも話題に？最近の事例紹介
実際にX（旧Twitter）やInstagramでは、「+839から着信あったけど、これなに？」「詐欺かな？」といった投稿が散見されます。
中には、「+839から何度もかかってきて怖くなって出たら無言。調べたら詐欺番号だった…」という体験談もあり、警戒する声が日に日に増えています。
今や、こうした詐欺的な着信は特別な誰かに起きるものではありません。
誰でも被害に遭う可能性があるという前提で、防犯意識を持つことが大切です。
第2章：なぜ掛かってくる？よくある国際詐欺の手口とは
突然の国際電話に驚いたことはありませんか？特に「+839」のような見慣れない番号からの着信は、不安を感じるものです。こうした電話の多くは、詐欺や不正請求を目的としたものかもしれません。
国際詐欺の手口は年々巧妙化しており、被害を防ぐためにはその仕組みを理解することが重要です。例えば、「ワンギリ詐欺」と呼ばれる手法では、電話が一度だけ鳴り、折り返しを促すことで高額な通話料を請求されるケースがあります。また、偽の政府機関や銀行を装い、個人情報を聞き出そうとする「なりすまし詐欺」も増えています。
さらに、国際電話詐欺の中には、番号を偽装して信頼できる機関からの着信のように見せかける「スプーフィング詐欺」もあります。こうした手口では、相手が本物だと思い込んでしまい、重要な情報を渡してしまう危険性があります。
この章では、こうした詐欺の具体的な手口を詳しく解説し、どのように対策を講じるべきかを考えていきます。知らない番号からの着信には慎重に対応し、冷静に判断することが大切です。
「ワン切り詐欺」って何？仕組みを解説
「ワン切り詐欺」とは、その名の通り、ワンコールで切るという手口を使って相手に折り返し電話をさせる詐欺の一種です。
この方法の恐ろしさは、折り返した側が高額な通話料金を請求される可能性があるという点。
特に海外番号を装った詐欺では、料金体系が不明なまま、数秒で何百円〜数千円が発生するケースも。
詐欺師たちはこの仕組みで、多くの人から少しずつお金を集めて利益を得ているのです。
SMSで誘導：リンクをクリックさせる手口
最近増えているのが、SMS（ショートメッセージ）を使ったスミッシングという詐欺です。
例えば、「お荷物のお届けに関してご連絡があります」「重要なお知らせです」といった文言で、偽サイトへのリンクを送ってきます。
そしてそのリンクを開くと、偽のログイン画面やアプリのインストールページが現れるのです。
特に海外番号から来るSMSには要注意。無意識にタップしてしまうと、個人情報やクレジットカード情報が抜き取られる危険があります。
あなたの番号、どこで漏れた？
「でもなんで私の番号に？」と不思議に思うかもしれません。
実は、スマホアプリの利用規約に同意したときや、懸賞応募、通販サイトなどで入力した情報が第三者に流出・売買されているケースがあるのです。
特に無料の診断アプリや、信頼性の低いWebサービスでは、電話番号がリスト化され、ターゲットとして登録されてしまうことも。
つまり、知らないうちに自分の番号が「狙われやすい番号リスト」に載ってしまっている可能性もあるということです。
第3章：折り返しNG！知らない番号に出てはいけない理由
知らない番号からの着信に戸惑い、つい折り返してしまいたくなることがあります。しかし、それは危険な行為かもしれません。特に国際電話や「+839」のような不審な番号からの着信は、詐欺や不正請求の可能性があるため、慎重な対応が必要です。
最近では、詐欺グループが「ワンギリ詐欺」や「スプーフィング詐欺」といった手口を使い、折り返しを促すことで高額な通話料を請求したり、個人情報を盗み取ったりするケースが報告されています。また、知らない番号に出ることで、相手に「この番号は有効である」と認識され、さらなる迷惑電話のターゲットになってしまうこともあります。
この章では、知らない番号に出ることのリスクを詳しく解説し、安全な対応策を紹介します。焦らず、冷静に判断しながら、詐欺の被害を防ぐための知識を身につけましょう。
折り返しで高額課金!? その仕組みとは
見知らぬ番号からのワン切り着信に「何かの連絡かな？」とつい折り返してしまった経験、ありませんか？
でも実はそれ、非常に危険なんです。
特に+839のように実在しない国番号を装った番号は、高額通話料が発生するプレミアム回線へ転送されている可能性があります。
しかも、通話が繋がった瞬間から課金がスタート。
数十秒で何千円もの請求が来ることも…。
「ちょっと出てみただけ」では済まないのがこの手の詐欺の怖さです。
相手は人間じゃないことも？自動音声・ボットの罠
「もし本当に大事な電話だったら失礼かも…」と出てしまう人もいるかもしれません。
でも、実は相手は人間ですらないこともあります。
最近の詐欺では、自動音声やAIボットを使って会話を装い、通話時間を延ばす手口が使われています。
たとえば、「あなたの口座に異常があります」や「保険の確認のため…」と、信じてしまいそうなワードを繰り返しながら、長時間通話へと誘導してくるのです。
一度でも出たらリスト入り？継続着信のリスク
実は一度電話に出ただけで、あなたの番号が「応答率の高いユーザー」として詐欺師の間で出回る可能性もあります。
するとどうなるかというと…
- 類似番号からの着信が次々に来る
- 別の詐欺SMSが届くようになる
- 他の詐欺グループにも番号が共有される
こうして、「詐欺ターゲット常連」になってしまうんです。
だからこそ、「知らない番号には出ない」「折り返さない」これがもっとも大事な防御策です。
第4章：迷ったときの判断基準：無視すべきケースと対応フロー
知らない番号からの着信にどう対応すべきか迷うことがあります。特に国際電話や不審な番号からの着信は、詐欺の可能性があるため慎重な判断が必要です。この章では、無視すべきケースと、安全な対応フローを解説します。
無視すべきケース
- 「ワンギリ詐欺」の可能性がある場合：一度だけ鳴ってすぐ切れる着信は、折り返しを促す詐欺の手口かもしれません。
- 不明な国際番号からの着信：特に「+839」のような見慣れない番号は、詐欺グループが偽装している可能性があります。
- 録音メッセージや機械音声の着信：政府機関や銀行を装った詐欺の可能性があるため、注意が必要です。
- 過去に迷惑電話として報告されている番号：オンラインの迷惑電話データベースで検索し、詐欺報告がある場合は無視しましょう。
対応フロー
- 着信に出ない：不審な番号からの電話には応答せず、折り返しもしない。
- 番号を検索する：着信した番号をインターネットで調べ、詐欺報告がないか確認する。
- 着信拒否を設定する：スマートフォンの設定で不審な番号をブロックする。
- 警察や消費者センターに相談する：繰り返し着信がある場合は、専門機関に報告する。
知らない番号からの着信には慎重に対応し、冷静に判断することが大切です。焦らず、適切な対応を心がけましょう。
「この番号、安全かも？」と思ったらまずやること
一瞬、「もしかして本当に大事な用件かも？」と感じること、ありますよね。
そんなときは、いきなり出たり折り返したりする前に、以下の“冷静チェックリスト”を実践してみてください。
- 番号をGoogle検索（「+839」など）
- SNSで最近の被害情報を調べる（XやYahoo!リアルタイム検索が有効）
- 着信履歴に同じ番号が何度もあるか確認
- 留守電が残っていないか確認（詐欺は基本的に残さない）
それでも不安な場合は、一度キャリアのサポートセンターに相談するのが安全です。
着信履歴・SMSのスクショは証拠になる
万が一、着信後に不審なSMSが届いたり、クリックしてしまった場合は、スクリーンショットを取っておくことをおすすめします。
これは後に通報や相談をする際の重要な証拠になりますし、同様の被害が広がるのを防ぐためにも役立ちます。
さらに、スマホ内で「日時」「内容」「発信元番号」などを記録しておく習慣があると、詐欺師に“つけ入るスキ”を与えにくくなります。
通報・ブロックの手順（キャリア別）
迷惑電話やSMSは、各キャリアから簡単に通報・ブロックできます。以下に主な手順をまとめました：
● NTTドコモ
- 「迷惑電話ストップサービス」や「あんしんセキュリティ」アプリを利用
- 専用フォームまたは151へ通報
● au（KDDI）
- 「迷惑メッセージ・電話ブロック」アプリを設定
- auサポートサイトから報告可能
● SoftBank
- 「迷惑電話ブロック」サービスをONに
- 157またはマイソフトバンクから報告
iPhoneやAndroidには、OS標準で番号ブロックや通報機能もあるので、迷ったら即ブロック→調べるが鉄則です。
第5章：高齢の家族や子どもにも伝えたい「スマホの防犯教育」
スマートフォンは便利なツールですが、詐欺や情報漏洩のリスクも伴います。特に高齢者や子どもは、悪意ある電話やメッセージに対する警戒心が薄いことが多いため、適切な防犯教育が必要です。
高齢者向けのスマホ防犯対策
- 不審な電話には出ない：知らない番号からの着信には応答せず、折り返しもしない。
- 詐欺の手口を学ぶ：振り込め詐欺やワンギリ詐欺など、よくある手口を事前に知っておく。
- 家族と情報共有する：怪しい電話やメッセージを受けたら、すぐに家族に相談する。
- スマホのセキュリティ設定を強化：迷惑電話のブロック機能を活用し、詐欺被害を防ぐ。
子ども向けのスマホ防犯教育
- 知らない人と個人情報を共有しない：名前や住所、学校名などをSNSやメッセージで送らない。
- 怪しいリンクを開かない：不審なメッセージや広告のリンクをクリックしないよう指導する。
- 親とルールを決める：スマホの使用時間やアプリの利用制限を設け、安全な使い方を習慣化する。
- トラブルがあったらすぐ相談：困ったことがあれば、親や先生にすぐに相談するよう促す。
スマホの防犯教育は、単なるルールの押し付けではなく、安心して使うための知識を身につけることが目的です。家族で話し合いながら、適切な対策を講じていきましょう。
スマホ慣れしていない家族が狙われる理由
高齢の家族やスマホ初心者の親は、電話＝必要な連絡、という感覚が根強く、知らない番号でも反射的に出てしまうことがよくあります。
また、「+839？なんかの海外旅行会社かしら？」と、詐欺だと気づかずに折り返してしまうことも…。
詐欺グループはそうした世代の“電話文化”を逆手に取って、ターゲットにしています。
特に、「家族を名乗る」「年金や保険を話題にする」内容には要注意です。
家族LINEで共有したい、詐欺予防の心得
「いきなり注意しても聞かない…」そんなときは、家族LINEやグループチャットで、こんな風にサラッと共有してみてください：
- 「今日+839から変な電話きた。調べたら詐欺番号だったよ」
- 「知らない国番号は出ない・折り返さないが安全みたい」
- 「もしまた来たら、私にスクショ送ってね！」
軽く情報を流すだけでも、「こういうことがあるんだ」と意識するきっかけになります。
親世代は「身内からの言葉」に一番反応しやすいです。
子どもにもわかる！「出ちゃダメ電話」ってどんなの？
スマホを持ち始めたばかりの子どもにも、簡単なルールとして教えておきましょう：
- 「知らない番号、知らないメッセージには絶対出ない・押さない」
- 「+から始まる番号は基本的に出ない」
- 「変だなと思ったら、まず家族に相談」
家庭内でルール化しておけば、いざというとき慌てずに対応できます。
特に「ゲームアプリ中に突然通知が来た！」など、子どもが動揺しやすい場面を想定してロールプレイしておくと効果的です。
第6章：実際に被害があったら？相談窓口と通報のしかた
もし詐欺電話の被害に遭ってしまった場合、適切な対応を取ることが重要です。焦らず、冷静に行動することで、被害を最小限に抑えられます。
被害に遭ったときの対応フロー
- 通話内容を記録する：相手の話した内容や電話番号をメモしておく。
- 個人情報を守る：万が一情報を伝えてしまった場合は、銀行や関連機関に連絡し、対策を講じる。
- 警察に相談する：最寄りの警察署やサイバー犯罪対策窓口に被害を報告する。
- 消費者センターに通報する：国民生活センターなどの公的機関に相談し、適切なアドバイスを受ける。
- 迷惑電話の報告サイトを活用する：詐欺電話の情報を共有し、他の人が被害に遭わないよう注意喚起する。
相談窓口
- 日本詐欺対策機構（Japan Anti Fraud Organization）：公式サイト
- 消費者庁・国民生活センター：不審な電話や詐欺被害の相談を受け付けている。
- 警察庁サイバー犯罪対策窓口：オンライン詐欺や電話詐欺の報告が可能。
- 米国連邦取引委員会（FTC）：詐欺報告サイト（海外の詐欺被害の場合）
被害を防ぐためには、事前の知識と冷静な対応が不可欠です。もし不審な電話を受けた場合は、すぐに適切な機関に相談し、安全を確保しましょう。
どこに相談すればいい？警察・消費者センターの使い方
「やってしまった…折り返しちゃった」「怪しいリンクをタップしたかも」
そんなときは、自分を責める前にすぐに行動することが大事です。以下の相談窓口に連絡しましょう：
■ 警察（#9110）
- 最寄りの警察署や「警察相談専用ダイヤル」に連絡
- 被害額が小さくても、情報提供として重要です
■ 消費生活センター（188）
- 「いやや！」で覚える全国統一番号
- スマホ詐欺や架空請求など、専門のアドバイザーが対応してくれます
通話料金やSMSの履歴、スクリーンショットなど、証拠になりそうなものは手元に残しておくとスムーズです。
キャリアごとの補償制度と対処法
もし通話料が発生してしまった場合、携帯キャリアによっては返金対応や補償の対象となることもあります。
■ ドコモ、au、ソフトバンク共通のアドバイス：
- まずはサポートセンターに連絡し、状況を説明
- 「高額通話」「国際番号からの着信」と伝える
- 不正利用の可能性がある旨を強調する
各社では、被害事例が多数報告されている詐欺番号に関しては、個別対応してくれる場合があるため、諦めずに問い合わせることが肝心です。
被害を拡げないための「拡散協力」も大事
自分が体験したことは、他の人にとって貴重な警告になります。
- SNSで体験談をシェア
- 家族や友人に「こんな番号から来たよ」と情報共有
- ブログや掲示板に書き込み（個人情報は伏せて）
「私ひとりだけ…」と抱え込まず、経験を“知識”として広げていくことが、詐欺の連鎖を断つ第一歩になります。
第7章：もしまた来たら？安心を手に入れるスマホ設定術
不審な電話が再びかかってきたとき、冷静に対応できるようにスマホの設定を見直しておくことが重要です。迷惑電話を防ぐための機能を活用し、安心してスマホを使える環境を整えましょう。
スマホでできる迷惑電話対策
- 迷惑電話フィルターを有効にする：スマホの「電話」アプリの設定から、迷惑電話の自動ブロック機能をオンにする。
- 不明な番号をブロックする：着信履歴から不審な番号を選び、「ブロック」オプションを設定する。
- キャリアの迷惑電話対策サービスを利用する：携帯会社が提供する迷惑電話防止サービスを活用し、詐欺電話を事前に防ぐ。
- 「Do Not Disturb」モードを活用する：特定の時間帯に着信を制限し、知らない番号からの電話を受け付けない設定にする。
スマホの設定を適切に調整することで、迷惑電話のリスクを減らし、安心して日常を過ごすことができます。今のうちに設定を確認し、万が一のときに備えておきましょう。
国際番号のブロック設定（iPhone／Android）
一度でも詐欺っぽい着信が来たなら、再発を防ぐためのブロック設定をしておきましょう。
【iPhoneの場合】
- 着信履歴を開く
- 不審な番号の横にある「i」をタップ
- 「この発信者を着信拒否」を選択
さらに設定アプリ → 電話 → 不明な発信者を消音 にチェックを入れると、連絡先未登録の番号からの着信を自動でスルーできます。
【Androidの場合】
機種により異なりますが、基本的には：
- 着信履歴から該当番号を長押し
- 「ブロック」や「拒否リストに追加」を選択
また、設定 → 通話設定 → 拒否リストや着信ブロック機能も活用できます。
セキュリティアプリで防ぐ方法
電話やSMSによる詐欺を自動的に検出してくれるセキュリティアプリもおすすめです。
- 【ドコモ】あんしんセキュリティ
- 【au】迷惑メッセージ・電話ブロック
- 【ソフトバンク】あんしん保証パック（迷惑電話ブロック含む）
- 【その他】Truecaller、Whoscall など、海外発の強力な無料アプリも有効
これらのアプリは、過去に報告のあった迷惑番号を自動でブロック・警告表示してくれます。
「出ない」だけじゃない、安心につながる予防策
最後に、日常的にできる小さな防御策をまとめておきます。
- 知らない番号は基本スルー！
- 折り返す前に必ず検索！
- SMSやリンクはタップ前に家族に相談！
- 「+」がつく国際番号は基本的に要注意！
- 怪しいと思ったら即ブロック＋通報！
これらを意識するだけで、詐欺の被害に遭う確率はぐっと減ります。
スマホは便利な反面、油断するとあっという間に“狙われる道具”にもなりかねません。
しっかり対策して、安心・安全なスマホライフを送りましょう。
もちろんです。以下に、H2見出し「記事全体の総括」として、記事全体のまとめと読者の背中を押すような締めの言葉を記載します。
記事全体の総括
「+839」のような見知らぬ国際番号からの着信は、多くの人にとって突然の不安要素です。
今回の記事では、まずその番号が実在しない偽の国コードであることを明らかにし、そこから始まる詐欺の手口や背景、対応フロー、防止策までをステップ形式で解説してきました。
私たちのスマートフォンは、今や生活に欠かせないツールであると同時に、狙われやすい入口でもあります。
だからこそ、知らない番号に反射的に出ない・折り返さないという“スマホの防犯意識”が、これからますます必要になってきます。
特に高齢のご家族や、スマホを持ち始めた子どもたちには、私たち世代が「情報の橋渡し役」となって、危険を事前に伝えていくことが大切です。
詐欺の多くは“知らなかった”という無知をついてくるもの。一人の注意が、家族全体を守る盾になるのです。
そして万が一、被害に遭ってしまったとしても、落ち込む必要はありません。
相談できる窓口は必ずありますし、その経験は他の誰かの助けになるかもしれません。
最後に、こんな言葉をお伝えしたいです。
「知らなかった」が招く不安を、「知っている」に変えよう。
一度知ったあなたは、もう“だまされにくい人”です。
今すぐスマホを手に取り、設定を見直してみましょう。そして、大切な人にも、今日知ったことをぜひシェアしてください。あなたの行動が、誰かの未来を守る一歩になります。
