知らない人からLINEが届いたら、絶対に“即返信”してはいけません。
そのメッセージ、本当に安全ですか?
相手の名前に見覚えがない、でもなんとなく親しげ…。そんなLINEが届いてドキッとした経験、ありませんか?
実は、それ、あなたの警戒心をくぐり抜けるために“仕組まれた”可能性もあるんです。
LINEは今や生活の一部。でもその便利さの裏には、知らない人からの連絡、情報漏洩、フィッシング詐欺などのリスクも潜んでいます。特に、スマホ初心者や親世代、SNSに慣れている若年層にとっても、トラブルの入り口はすぐそこに。
この記事では、「見知らぬLINEが届いたときの正しい初動」「相手の見極め方」「万が一返信してしまった場合の対処法」「安心して使い続けるための設定と習慣」までを、ステップ形式でやさしく、でも抜かりなく解説します。
自分や家族のLINEを守る知識、今日から一緒に身につけましょう。読めば不安が和らぎ、きっと“行動したくなる”はずです。
ステップ1:まず確認!LINEメッセージが届いたときにすべき初動チェック

ある日、スマホに届いたLINE通知。「あれ?この名前…誰だっけ?」そんなこと、ありませんか?
知らない人から突然メッセージが届くと、つい焦って開きたくなりますが、ちょっと待って。
その“ワンクリック”がトラブルの入り口になることもあるんです。
ここでは、LINEで知らない人からメッセージが届いたときにまずチェックすべきポイントを、わかりやすく解説します。慌てず、でも確実に自分を守る第一歩を一緒に確認していきましょう。
通知を見て慌てない:既読前にできる安全確認とは
LINEのメッセージは、開く=「既読」として相手に通知されます。この「既読」が、時に“返信の圧”に繋がる原因になるのです。
そこでまず活用したいのが、「通知プレビュー」。スマホのロック画面や通知センターに表示される短い文で、誰から、どんな内容が来たのかがざっくり分かります。ここで怪しさを感じたら、絶対に開かないのが鉄則!
通知を見たらすぐに開くクセがついている人は、一度通知設定を見直すのも手です。プレビューだけにしておけば、うっかり既読を防げます。
相手の名前・アイコン・冒頭文で見抜く“怪しさ”
通知でざっくりチェックしたら、次はアイコンや名前をよく観察しましょう。以下のような特徴がある場合は、警戒レベルを一段階上げてください:
- プロフィール写真が風景・芸能人・イラストなど明確な個人像でない
- 名前が「タカシ」「さとみ♡」など、誰にでもありそうな曖昧な表記
- メッセージ冒頭が「こんにちは」「お久しぶりです」など定型的すぎる
特に、「誰だか思い出せないけど知ってるかも…」と思わせるような名前や内容は、実は“反応待ち”の手口だったりします。
URL・スタンプ・定型文…このパターンは危険信号!
よくある怪しいメッセージパターンには、こんなものがあります:
- 「これ見て!」「面白い動画!」とだけ書かれたURL付きメッセージ
- スタンプだけがポンと送られてくる
- 「間違えて送っちゃったみたい、ごめんなさい」など謝罪風の文面
こうしたメッセージの共通点は、誰にでも送れる内容で「返信を誘う仕掛け」があること。スタンプも、無意識に返したくなる“トリガー”の一つなんです。
返信する前に、「この内容、本当に自分に向けて送られたもの?」と一度冷静に考えることが大切。知らない相手からのURLは、開かない。それだけで、危険の半分は回避できます。
おわりに:最初の判断が、安心のカギになる
LINEの通知が鳴ったとき、私たちは反射的にスマホを開いてしまいがち。でも、そのワンタップの前に「これは誰?」と立ち止まることが、トラブルを未然に防ぐ最もシンプルで強力な対策です。
焦らず、騙されず、でも感情的にならず。まずは相手をよく観察すること。それがLINEを安心して使い続けるための、最初で最大の一歩です。
ステップ2:「知らない人」って誰?LINEの仕組みを理解して見極めよう

LINEで突然「こんにちは」「久しぶり」とメッセージが届いたとき、まず思うのは「誰?」ですよね。でも、これが完全な他人とは限らないのがLINEのややこしいところ。
ここでは、「どうしてこの人からLINEが届いたの?」という疑問を解消するために、LINEの仕組みと、相手の正体を見極めるヒントをお伝えします。仕組みを知っていれば、無駄に不安になることもなくなりますよ。
電話帳やIDで“勝手に追加”?LINEの自動連携を知る
LINEには「友だち自動追加」機能というものがあります。これは、自分のスマホに登録されている連絡先と連動して、自動的にLINEの友だちリストに追加されるというもの。
つまり、相手があなたの電話番号を登録していた場合、あなたの許可なしに勝手に友だちとして追加されている可能性があるんです。そしてそのまま、相手が「あ、この人だ」と思ってメッセージを送ってくることも。
一度だけ名刺交換した人、宅配業者、フリマアプリでやり取りした人…。一見すると他人のようで、どこかで関わった“かもしれない”相手の可能性もあります。
「昔の知人」「共通の知り合い」が罠になることも
LINEには「知り合いかも?」という通知機能もあります。これは、共通の知人がいると表示されやすくなる仕組みで、「あ、この人は安全かも」と思わせる力を持っています。
でも、ここに落とし穴。
あなたの友人が一度だけ会った相手を登録していたら? もしくは、SNSでつながっていた人を登録していたら?
その人はあなたにとっては完全な赤の他人。でも、LINE上では「共通の知人がいる人」になってしまうのです。
SNSのプロフィール写真や名前を似せて、知人っぽく装ってくるケースもあるので、見た目の印象だけで判断するのは危険です。
「知ってる気がする…」という油断が落とし穴
人間の心理として、「知ってる名前っぽい」「どこかで見たことある気がする」と思うと、つい返信してしまいがちです。ですが、この“なんとなく知ってる気がする”は詐欺側が狙っている心理でもあります。
たとえば、あなたの名前を使って「○○さん、久しぶり!」と来た場合。SNSを見れば名前は簡単に拾えますし、親しみやすい文章で安心感を演出されると、疑う余地がなくなることも。
そこで大切なのは、こう自問すること:
- 相手の名前に見覚えはあるか?
- メッセージの中に具体的な共通点はあるか?
- 曖昧すぎないか? 誰にでも当てはまる内容じゃないか?
少しでも「変だな」と思ったら、その違和感は大事にしてください。LINEは誰でもつながれる便利なツールだからこそ、相手を“ちゃんと知らない”なら、慎重すぎるくらいでちょうどいいのです。
おわりに:LINEの“知らない人”は案外身近にいるかも?
LINEで届くメッセージの送り主が必ずしも全くの他人とは限らない。それがこのステップで伝えたかったことです。
でも、誰であっても、内容があいまいだったり、信用できる情報がなかったりするなら、反応は保留でOK。
「もしかして…?」の思い込みで対応してしまうより、「念のため」の慎重さで、あなたの安心は守れます。
ステップ3:うっかり既読・返信してしまった時のリカバリー法

「しまった、既読つけちゃった…」
「なんとなく返信しちゃったけど、相手が誰か分からない…」
LINEを使っていると、こんな“うっかり”は誰にでも起こり得ます。特に、曖昧な名前や親しげな文面に油断してしまい、後から「これって大丈夫だったの?」と不安になるケースは多いんです。
でも安心してください。うっかりミスの後でも、適切な対処をすればほとんどのトラブルは防げます。この章では、「既読」「返信」後に取るべき具体的なリカバリー方法を紹介します。
既読をつけちゃった…まずはブロックで対処!
LINEでは一度メッセージを開いてしまうと、「既読」マークが相手に表示されます。これによって、「あ、この人は見たんだな」と思われ、返信を催促されるような展開になることも。
でも、既読がついてしまったからといって焦って返信する必要はありません。むしろ、「知らない人からのメッセージ」で内容に不審な点があれば、すぐにブロックしましょう。
ブロックの手順はとても簡単:
- トークルームを開く
- 右上の「…」をタップ
- 「ブロック」を選択
ブロックされたことは相手に通知されないので、気まずさを心配する必要もなし。「関わらない」という選択こそが、最も安全な防御になります。
「返信しちゃった…」その後すぐにするべき3つの行動
知らない相手にうっかり返信してしまった…。そんなときも、冷静に対応すれば大丈夫。以下の3ステップでリカバリーしましょう。
1. 会話をすぐに終える
返信をしてしまっても、引き延ばさないのが鉄則。「間違えていました」とだけ伝えて終了するのがベスト。質問には答えず、深い話には進まないこと。
2. ブロック or 非表示にする
相手がさらにメッセージを送ってきた場合は、即ブロック。万が一、今後のLINEトラブルの証拠が必要になる場合に備えて、スクリーンショットでやり取りを残しておくと安心です。
3. プライバシー設定を見直す
返信してしまった=自分のLINEアカウントが相手に認識された状態です。そこで、「ID検索を許可しない」「友だち以外からのメッセージを受信しない」などの設定を今すぐチェックしておきましょう。
LINEカスタマーサポートの活用法
もし、返信後に不安なことが続いたり、相手がしつこく連絡してきたりする場合は、LINEのカスタマーサポートに相談するという選択肢もあります。
相談方法は以下の手順で可能です:
- LINEアプリ内の「設定」→「ヘルプセンター」
- 「お問い合わせ」を選択
- 内容を具体的に記入して送信
例えば、「知らない相手に返信してしまい、不安なメッセージが続いている」と伝えれば、具体的な対応を教えてくれる場合があります。
「通報」機能も有効です。不審な相手に対しては、「その他」→「通報」でLINEに報告できます。これにより、同じような被害を他の人が受けるリスクを減らすことにもつながります。
おわりに:うっかりは誰にでもある。でも、“その後”が大切
既読も返信も、「あっ!」と思ったときにはもう遅い。ですが、大切なのはその後の行動です。
- 相手との接点を絶つ勇気
- 設定を見直す習慣
- 必要に応じて、家族やLINEサポートに相談する選択肢
これらを知っていれば、「しまった!」の後でも安心感が戻ってきます。LINEは日常的に使うツールだからこそ、ちょっとしたリスクに気づけるかどうかが安心ライフの分かれ道になります。
ステップ4:安全に使うためのLINE設定見直し術

「LINEは便利だけど、ちょっと不安…」
そんな気持ち、ありませんか?
LINEは日常生活に欠かせないツールですが、初期設定のまま使っていると、思わぬトラブルの入り口になってしまうことも。特に「知らない人からのLINE」に悩まされているなら、まず見直すべきは“設定”です。
このステップでは、「今すぐできる安心設定」をピックアップ。誰でも簡単にできて、確実に効果がある設定ばかりを紹介します。
「友だち自動追加」をオフにする理由と手順
LINEを始めたとき、デフォルトでオンになっているのが「友だち自動追加」機能。これがオンになっていると、自分の電話帳にある番号がLINE上の“友だち”として勝手に追加されてしまいます。
逆に、相手があなたの番号を登録していると、あなたも知らないうちに友だちに追加されることに。
この状態を放置していると、昔一度だけ連絡した相手や、取引先、ネットでつながっただけの人から突然LINEが届く可能性がグンと上がります。
【設定手順】
- LINEアプリを開く
- ホーム画面右上の歯車マーク(設定)をタップ
- 「友だち」→「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」の両方をオフ
この設定で、無意識のつながりをグッと減らせます。
「ID検索・電話番号検索」の設定を非公開に
次に見直したいのが「ID検索」と「電話番号による追加」。これがオンになっていると、あなたのLINE IDや電話番号を知っている人なら、誰でもLINE上であなたを探せてしまいます。
SNSにIDを載せたことがある方や、フリマ・マッチングアプリ経由で番号を知られてしまった方は特に要注意。
【設定手順】
- 「設定」→「プライバシー管理」
- 「IDによる友だち追加を許可」「電話番号による友だち追加を許可」をオフに
これで、無関係な相手からの“検索アタック”をブロックできます。
タイムライン・プロフィールの公開範囲を調整しよう
意外と盲点になりがちなのが、「タイムライン」や「プロフィール写真」の公開設定。初期設定のままだと、誰でもあなたの投稿や写真が見られる状態になっていることもあります。
これでは、あなたの生活や趣味、家族構成まで“うっかり”晒してしまう可能性も…。
【タイムラインの設定手順】
- 「設定」→「タイムライン」→「公開範囲設定」
- 「非公開リスト」に知らない人や、あまり親しくない人を追加
【プロフィール写真の設定手順】
- 「ホーム」タブ→自分のアイコンをタップ
- 「プロフィール編集」→名前や画像の内容を必要に応じて変更
「顔写真はイラストに変える」「名前はニックネームにする」など、プライバシーを守る工夫も有効です。
「メッセージ受信拒否」機能を活用しよう
知らない人からのメッセージに困っているなら、「メッセージ受信拒否」設定は絶対オンにしておきましょう。この設定をすると、友だち以外からのLINEメッセージそのものをシャットアウトできます。
【設定手順】
- 「設定」→「プライバシー管理」
- 「メッセージ受信拒否」をオンにする
これだけで、怪しいアカウントからの“LINE荒らし”が激減します。
おわりに:設定を変えるだけで、LINEはもっと安心できる
LINEは毎日使うものだからこそ、「設定を見直すこと」が一番のセキュリティ対策になります。
- いつの間にか追加された“知らない人”
- 意図せず公開されていたプロフィール
- 無意識のうちに“誰でも検索できる自分”
こうしたリスクは、設定をちょっと変えるだけでスッと消えます。この記事を読んだ今こそ、安心なLINEライフをスタートさせるタイミングです。
ステップ5:トラブルを避ける日常の心構えとリアクション術

「メッセージが来たけど、無視するのも悪いかな…」
「スタンプくらいなら返しても大丈夫かな…」
LINEで知らない人からの連絡を受けたとき、こうした“ちょっとした迷い”がトラブルの火種になることがあります。
このステップでは、「返信しない勇気」と「無用な誤解を生まないリアクションの技術」、そして「そもそも巻き込まれないための考え方」を紹介します。
曖昧なメッセージはスルーが基本
まず大前提として覚えておきたいのは、「曖昧なメッセージには返信しない」こと。
よくあるのはこんなパターン:
- 「こんにちは」「お久しぶりです」
- 「どこかで会った気がして…」
- 「間違えて送っちゃったかもです」
誰にでも当てはまるような内容で、「あなたに向けて」ではないメッセージ。これらは、大勢に一斉送信して反応を待つ“釣りメッセージ”の可能性が高いです。
返信してしまうと、「この人は反応してくれる人だ」と判断され、勧誘や詐欺につながるケースもあります。
「間違えました」「URLだけ」は反応しない勇気を
特に注意したいのは、以下のようなメッセージです:
- 「間違えました。すみません。でもせっかくだから少し話しませんか?」
- 「この動画面白いから見てみて!」+短縮URL
- いきなりの副業勧誘やビジネスの話題
一見すると軽い挨拶や誤送信に見えますが、実は“会話のきっかけ”として仕込まれているケースが多く、うっかり返信したら最後、どんどん話がエスカレートすることも。
URLが含まれている場合は特に危険。リンク先が偽サイトや詐欺ページである可能性もあるため、開かない・聞かない・関わらないを徹底しましょう。
通話要求・突然のフレンド申請にどう対応するか?
「今から電話できますか?」「通話で話しませんか?」
そんな提案が来たら、即拒否でOKです。
声を録音されて悪用されたり、会話の中で個人情報を引き出されたりといった被害が実際に報告されています。
また、いきなりのフレンド申請も要注意。名前やアイコンを知人風に装っていたり、共通の知り合いがいたとしても、すぐに承認しないことが大切です。
「誰だっけ?」と思ったら、一度信頼できる人に聞いてみる。LINEはつながりやすい反面、「人となりが分かるまでつながらない」くらいがちょうどいいのです。
おわりに:一歩引く勇気が、トラブル回避の鍵になる
LINEは人とつながる手段。でも、知らない人とは“距離を保つ”ことが、安心のカギになります。
- 曖昧なメッセージにはスルーを徹底
- URLや通話の誘いは即座に拒否
- 名前を知っている=信用できるではない
こうした「冷静な一歩引き」が、余計なリスクを遠ざけてくれます。
不安なときは、すぐに返信せず、まず深呼吸。そして「このやり取り、本当に必要?」と自問してみてください。それが、賢いLINEユーザーへの第一歩です。
ステップ6:家族や周囲と共有したい、LINEの安心対策

LINEのトラブル、実は「本人だけ」の問題ではありません。家族、特に子どもや高齢の親が知らないうちに巻き込まれている…なんてことも。
このステップでは、「家族みんなで安心してLINEを使う」ために、日頃からできる共有の仕方やコミュニケーションの工夫を紹介します。少しの気づきと声かけが、安心の輪を広げます。
スマホ初心者・子ども・高齢者に伝えたい設定のコツ
スマホに慣れていない人ほど、「何が危ないのか」が分かりません。メッセージが届けば普通に開いてしまうし、知らない人に返信してしまうことも。
そんな時は、以下の設定ポイントを一緒に確認してあげましょう:
- 「友だち自動追加」「ID検索許可」をオフに
- プロフィール写真は控えめに設定
- 「メッセージ受信拒否」をオンにしておく
- 通知のプレビュー設定で既読防止
難しければ、一緒に画面を見ながら設定するのがおすすめ。スクリーンショットやメモに残してあげると、後からでも確認できます。
「変なLINE来たらすぐ聞いてね」相談習慣のすすめ
LINEでのトラブルを未然に防ぐ一番の方法は、「すぐに相談する」こと。
でも、「こんなことで聞いていいのかな」と遠慮してしまう人も多いのが現実です。だからこそ、普段からこう伝えておきましょう:
- 「変なLINEが来たら、遠慮せずにすぐ聞いてね」
- 「確認するのは当たり前のことだよ」
- 「みんなで見直せば安心だね」
この“声かけ”が、家族の間に「相談しやすい空気」をつくってくれます。
設定見せ合いで気づく、意外な落とし穴
LINEの使い方や設定って、人によって本当にバラバラ。だからこそ、一度家族や仲のいい友だちと「LINEの設定見せ合い会」をしてみるのもおすすめです。
- 「こんな設定になってるの知らなかった…」
- 「え、その機能オフにできるの!?」
- 「名前、フルネームで出てるよ!」などなど
互いに見せ合うことで、思わぬ気づきが得られたり、相手の危なさに気づけたりします。「安心のために確認し合おう」という目的なら、押しつけにならず自然に取り入れやすいです。
おわりに:安心は“共有”から生まれる
LINEは個人のアプリだけど、安心を守るのは“チームプレー”が効果的。
- 家族や友だちと設定を見せ合う
- トラブル時に「すぐ聞いてね」と伝えておく
- スマホ初心者には、一緒に確認する時間を持つ
この3つを意識するだけで、LINEを取り巻く環境はぐっと安心になります。トラブルが起きてからでは遅いからこそ、日頃からの“小さな共有”が大きな防御力になりますよ。
ステップ7:“また来た…”を防ぐ!トラブルを寄せ付けないLINE運用習慣

「知らない人から、またLINEが来た…」
そう何度も繰り返してしまうのは、設定や使い方に“無意識のスキ”があるからかもしれません。
このステップでは、日常的に意識したいLINEの使い方と、トラブルを事前にシャットアウトするための習慣を紹介します。一度見直せば、今後の「変なメッセージ」に出会う確率をぐっと減らせます。
定期的な友だちリスト整理のすすめ
長くLINEを使っていると、連絡を取らなくなった人、誰だか思い出せない人が友だちリストに溜まりがち。これが、思わぬトラブルや情報流出の原因になることもあります。
【チェックポイント】
- 半年以上やり取りしていない人
- アイコンや名前が変わっていて誰か分からない
- 過去のトークが消えていて内容不明
そんなアカウントは思い切って「削除」「非表示」「ブロック」で整理しましょう。定期的に“人間関係の断捨離”をすることで、LINE環境は格段にスッキリします。
プロフィールやトーク履歴のメンテナンス
あなたのLINEプロフィール、見られて困る情報になっていませんか?
- 顔写真がフル公開になっている
- 名前が本名・フルネーム
- ステータスメッセージに私生活が出ている
プロフィール写真は風景やイラストにしたり、名前をニックネームに変えたりするだけで、ぐっと安心度が増します。
また、不要なトーク履歴やトークルームも定期的に整理しておきましょう。残したままの個人情報が誰かに見られるリスクを減らせます。
アプリ・OSのアップデートで守るセキュリティ
意外と見落としがちなのが「アプリとスマホのアップデート」。LINEは定期的にセキュリティ強化が行われているので、古いバージョンのままでは危険です。
【チェックポイント】
- LINEアプリに「更新」通知が出ていないか
- スマホ本体のOSが最新になっているか
アップデートは数分で終わる作業ですが、これを怠ると詐欺アカウントやウイルスのターゲットになりやすくなります。習慣的に「更新」をチェックするクセをつけておきましょう。
SNSとの“うっかり連携”に注意
InstagramやX(旧Twitter)などに、うっかりLINEのIDやQRコードを載せた経験はありませんか?この情報があれば、誰でもあなたをLINEで検索・追加できてしまいます。
また、SNSで知り合った人とすぐにLINE交換するのもNG。LINEは日常の個人情報が詰まったツールだからこそ、安易な連携は控えるのが吉です。
おわりに:守るのは“設定”より“習慣”かもしれない
設定だけでは守りきれないもの。それが「LINEの安心」かもしれません。
- 使ってないアカウントは定期的に整理
- プロフィールは控えめに
- アップデートはマメに
- SNS連携は慎重に
これらはどれも、習慣にしてしまえば難しくありません。LINEの安心は、一度の対策よりも“日々の使い方”にこそ宿ります。
「また来た…」とため息をつかないために。今すぐ、LINEの使い方を見直してみましょう。
記事全体の総括

LINEは私たちの日常に欠かせないコミュニケーションツールになりましたが、その気軽さの裏には、知らない人との“思わぬ接点”やトラブルのリスクも潜んでいます。
今回の記事では、知らない人からLINEが届いた際の初動対応から、見極めのコツ、万が一のリカバリー方法、そして根本的な設定の見直しや、日々の使い方の工夫まで、段階的に対策を紹介してきました。
大切なのは、「慌てず、反応せず、まず見直す」こと。そして一人で悩まず、家族や信頼できる人と一緒にLINEの安心を育てていくことです。
どんなに便利なツールでも、それを使う私たちが安全の意識を持たなければ、リスクはついて回ります。
でも、逆に言えば——
ちょっとした設定の見直しと日々の意識づけで、LINEはぐっと安心なツールになります。今この記事を読んでいるあなたは、すでに「守るための第一歩」を踏み出しています。
自分のLINEを守ることは、自分の時間や心の余裕を守ること。今日から一つずつ、できるところから見直して、もっと安心なLINEライフを始めてみませんか?
あなたの一歩が、未来の安心をつくります。