「布に名前を書きたいのに、布用ペンが見つからない…」
そんなとき、あきらめる前にちょっとだけ100均をのぞいてみてください。
実は布用ペンの代わりになるアイテムが、意外といろいろ揃っているんです。
にじみにくく、洗濯にもある程度耐えられる工夫をすれば、応急処置どころか“ちゃんと使える”仕上がりにすることも可能です。
この記事では、100均で手に入る代用アイテムと、その使い方のコツをご紹介します。
「いま必要なのに買いに行けない…」そんな困ったときに、きっと役立ちますよ。
🖍 おすすめ代用品①:油性マジック+アイロン定着

「名前つけの布用ペンがない!」そんなときこそ頼れるのが、家にある確率が高い油性マジックです。文房具として定番ですが、実は工夫次第で布への記名にも十分使えます。
ポイントは、“書く布の種類”と“にじませない描き方”。
さらにアイロンで定着させるというひと手間を加えることで、洗濯にも耐えられる実用性をプラスできます。
うまく活用すれば、あわてて専用ペンを買いに行かずに済むかも。ここでは、油性マジックを使って布に記名する際の具体的な手順とコツをご紹介します。
🧵 にじみ防止には“布の素材選び”がカギ
- 油性マジックは繊維の隙間に入りやすいため、布の素材によって仕上がりが大きく変わります。
- おすすめは、綿100%やポリエステル混紡などの目の詰まった生地。表面がなめらかで吸収しにくく、にじみが抑えられます。
- 逆に、以下のような素材は要注意:
- ガーゼやニット地:伸縮性があり、インクが広がりやすい
- 凹凸がある織り目の粗い布:線がゆがみやすく、文字が読みにくくなる可能性あり
💡 補足:防止アイテムとして「アイロン接着式の名前シール」を下地にすると、油性マジックでもにじみにくくなります。
📝 裏に紙を敷いて描くと失敗しない
- 描くときには、布の下にコピー用紙や厚紙を敷いておくのがおすすめです。インクが裏に染み出るのを防げます。
- また、文字を書くときは力を入れすぎず、ゆっくり丁寧に描くのがポイント。急いで書くとインクが広がりやすくなります。
- 不安な方は、鉛筆で薄く下書きしておくと安心。一発勝負よりも失敗が減ります。
📌 応用:名前以外にも「サイズ」「持ち主の目印」などを小さく添えると、見分けやすくなって便利です。
🔥 アイロンで定着させれば洗濯にも耐える
- 描いた後は、中温のアイロン(130〜150℃程度)で5〜10秒ほど軽くプレスします。
- アイロンがけすることで、インクが布の繊維にしっかりと定着し、洗濯しても薄くなりにくくなります。
- 可能であれば、あて布を使いながらドライアイロンで圧着すると安心。スチームは避けましょう。
👕 補足:耐久性は完璧ではありませんが、保育園や学校の布持ち物など、「短期間の使用」や「名札代わり」には十分活用できます。
💡 油性マジックは「手軽さ」「入手しやすさ」「応用力」が魅力の代用品。ちょっとした工夫で、専用ペンがなくてもしっかり役目を果たしてくれます。
🧸 おすすめ代用品②:スタンプ+布用インクパッド

100円ショップでも手軽に揃うスタンプ+布用インクパッドは、かわいさ重視&手軽さを両立できる万能選手。特にお子さまの持ち物への名前付けやワンポイントデコにぴったりで、統一感ある仕上がりが叶います。
しかも、布用スタンプ台は最近の100均トレンド。にじみにくく洗濯にも強いインクが選べるようになり、専用グッズがなくてもしっかり代用できます。
🏷 スタンプ台の選び方:顔料系インクが安心!
- ダイソーやセリアでは、「布にも使える」と明記されたスタンプパッドが販売されており、顔料系インクがおすすめ。
- 水に強く、布繊維に定着しやすい
- 油性や染料系よりもにじみにくく、発色が安定
🧡 補足:油性ペン同様、スタンプインクも布の素材によって滲みやすさが変わります。綿100%など、滑らかで目の詰まった布がベストです。
⏳ 布用インクは乾燥時間が命!
- 押した後の乾燥時間をしっかり確保することが大事。インクの種類によって異なりますが、基本は次の通り:
- 速乾性タイプでも1時間以上
- 通常タイプなら最低6時間〜1日程度
- 洗濯や摩擦がある場合は自然乾燥後にアイロンで定着させるとより安心!
🔍 ヒント:押してからすぐ触ったり畳んだりすると、インクがよれたりにじんだりするので要注意。
☁ 押し方のコツ:力加減と下地が決め手!
- スタンプは「ギュッと押しすぎない」のがコツ。インクが溜まった部分が布に広がり、にじみの原因になります。
- 押すときは:
- まっすぐ垂直に
- 一定の軽い力でポンと押す
- 布の下に雑誌・クリップボード・カッティングマットなど硬くて平らなものを敷くと、均一に押せて失敗が激減します。
📌 応用アイデア:先に「端切れ」などで試し押しをして、インクの出方や力加減を確認するのがおすすめです。
🎨 楽しみながら使える+アレンジ無限!
- スタンプならではの統一感ある見た目で、お子さまグッズや衣類に優しいアクセントを添えられます。
- 名前以外にも:
- 動物マークで持ち物識別
- 月齢スタンプで布製成長記録
- 小物の裏地にひそかなメッセージ
✨ 補足:ひらがな・アルファベット・数字などの「お名前スタンプセット」も100均やネットで手に入りやすく、組み合わせも自由自在。
🛒 「可愛く、楽しく、手軽に」記名できるスタンプ代用法は、忙しい時の強い味方。素材選びと乾燥時間さえ守れば、十分に実用性があります。
🪄 おすすめ代用品③:転写シートでプロ風仕上げ

「もっとおしゃれに!もっとキレイに!」を叶えるなら、転写シート+アイロン仕上げが強力な選択肢。パソコン印刷での高精度な文字表現から、手描きの温かみあるデザインまで、自由度が高く見た目も抜群です。
100均でも購入できる転写シートは種類も豊富。使い方を少し工夫すれば、まるで既製品のような仕上がりにすることも可能です。
🖨 パソコン印刷 → アイロンで転写!
- パソコンで作成した名前・ロゴ・イラストなどを転写シートに印刷し、布に貼ってアイロンをかけるだけ。
- 特に以下のようなシーンに最適:
- 習い事のレッスンバッグ
- 保育園や小学校の持ち物ラベル
- ハンドメイド作品の商品ラベル
💡 補足:家庭用インクジェットプリンター推奨。レーザープリンターはシートによって非対応のものがあるので要確認。
✍️ プリンター不要!手書き派もOK
- プリンターがなくても、転写シートに直接マジックなどで文字やイラストを描いて使用することも可能。
- まるで“写し絵”のように転写できるので、手描きの温かみある仕上がりにしたい方にも◎。
- アレンジ例:
- 手描きの動物や植物モチーフ
- お子さまの似顔絵入りネーム
- 切り抜いて布シール風に使う
🎨 応用技:「透明転写」タイプを使えば、背景なしで文字だけくっきり出せます。
🧵 濃色布には“白下地タイプ”を!
- 黒や紺などの濃い布には、通常の転写シートでは文字や絵柄が目立たないことも。
- 「白下地付きタイプ」の転写シートなら、発色が鮮やかでプロっぽい見栄えに。
- 購入場所のヒント:
- 100均には在庫が少ないこともあるので、文具店・ハンドメイド用品店・ネット通販が狙い目
🧼 補足:洗濯後の色落ちが気になる方は、仕上げに中温アイロン+あて布で圧着すると定着力がアップします。
🎁 実用&デザインの両立アイデア!
- 名前記入だけでなく、「デザイン性のあるラベル」として活用するのもおすすめ。
- 例えば:
- オリジナルロゴ入りタオル
- 好きな言葉入りのお弁当袋
- 記念日入りの布製小物
🌸 ヒント:複数枚まとめてデザインしておくと、使うたびに統一感が出て満足度UP。
手書きのあたたかさを残しながら、既製品のような見栄えも実現できるのが「転写シート」の魅力。自分らしいスタイルで記名や装飾を楽しめます。
🧻 おすすめ代用品④:布ガムテープ×普通のペン

家にあるもので“今すぐ名前つけ”が必要になったときの最終兵器がこちら。特別な道具は不要で、布ガムテープとペンがあれば即対応可能。遠足前夜、宿泊準備、予備アイテムの記名など、短期&一時的な用途にとても便利です。
✍️ お名前つけならこれで十分!
- 布ガムテープを布にぴたっと貼り、その上に油性マジックやボールペンで直接記名。
- 洗濯耐性は弱めですが、1回使用・使い捨てアイテムには実用性あり。
- タオルやループ付きバッグなど、細かい布製品にも対応可能。
💡 補足:粘着面に直接文字が触れないため、にじみやヨレもほぼなく、見やすさは◎です。
⏱ 手軽さ&スピード感では最強レベル!
- 家庭にある物で完結するので、「急に必要!」なときでも慌てず対応可能。
- 洗濯にある程度耐えるには、以下のコツが有効:
- しっかり指で圧着する
- できれば一晩おいて粘着定着させる
- 粘着力が落ちた場合は両面テープなどで再補強も可
📌 応用:複数枚まとめて用意しておくと、予備持ち物や急な追加対応にも役立ちます。
⚠ 剥がれやすさにはひと工夫
- 粘着力の劣化や、端の浮きには要注意。特に以下の対策がおすすめ:
- テープの四隅に小さな安全ピンで固定
- アイロン(低温)を軽く当てて粘着力アップ
- 縫い目や凹凸のある布には避けて使う
🧼 注意点:汚れやすさもあるため、貼る前に手で軽く撫でてホコリを取っておくと、見た目の清潔感が保てます。
🎯 応急処置ではあるけれど…
- 使い捨て前提とはいえ、記名の効果はばっちり。急ぎの持ち物チェックや名前確認の場面では十分活躍します。
- 「おしゃれさ」や「長期使用」を求める場面では物足りないかもしれませんが、
- “緊急時の記名術”として一家に一案
- 保護者同士のシェアテクにも役立つ小技
🧺 補足:子ども用布グッズへの名前つけに不安がある方は、外側ではなく「内側の見えない場所」に貼ると安心感あり。
布ガムテープ×ペンは、まるで“布用ペンがなかった日の魔法”みたいな応急策。簡単なのにしっかり目的を果たしてくれる頼もしい裏ワザです。
以下は、代用品の選び方をわかりやすく整理した目的別比較表です。仕上がりのイメージや耐久性のポイントを可視化することで、自分にぴったりの記名スタイルが選びやすくなりますよ。
🧵 布への名前つけ|代用品比較ガイド
使用目的 | おすすめ代用品 | 仕上がりの印象 | 洗濯耐久性 | 手軽さ・準備 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|
とにかく急ぎ! | 油性マジック+アイロン | シンプル・実用的 | ★★★★☆(中温定着) | ★★★★★(家庭にある) | 今すぐ名前を書きたい人 |
応急処置 | 布ガムテープ+ペン | ザ・手作業感 | ★☆☆☆☆(一時用) | ★★★★★(超時短) | 遠足・お泊まり前日のピンチ対策 |
統一感&かわいさ | スタンプ+布用インク | ポップ・親しみやすい | ★★★★☆(乾燥+定着) | ★★★☆☆(インク選びあり) | お子さまの持ち物をかわいくしたい人 |
オリジナル感 | 転写シート(印刷 or 手描き) | 既製品風・洗練された印象 | ★★★☆☆(白下地推奨) | ★★☆☆☆(道具が必要) | ロゴや手描きデザインを楽しみたい人 |
🔍 ヒント:「布の素材」や「何回洗濯するか」で選ぶと、より失敗が少なくなります。
🧷 選び方のコツ|どの代用品が自分に合っている?

布への名前つけやワンポイントデザインには、代用品がたくさんあります。でも、「何を選べば一番よいの?」と迷う方も多いはず。そんなときは、目的・布の素材・使用頻度などから選ぶと、失敗が少なく、仕上がりもぐっと満足感アップ!
ここでは、「記名」「装飾」「応急処置」などの使用目的に合わせた代用品の選び方を、具体例付きでご紹介します。自分にぴったりの方法を見つけて、ストレスフリー&楽しく布に名前を入れていきましょう♪
🎯 用途別(記名/装飾/ワンポイント)で分けよう
目的が明確になっていると、代用品の選び方もスムーズ。以下は代表的な用途とおすすめ方法です:
- とにかく名前を書きたい!
- → 油性マジック(+アイロンで定着)
家庭にあるものでOK。綿のように目の詰まった布がおすすめ。 - → 布ガムテープ+ペン
一時的な記名ならこれで十分。遠足やイベント用の応急処置に◎
- → 油性マジック(+アイロンで定着)
- オリジナル感を出したい!
- → 転写シート(印刷 or 手描き)
ロゴやイラスト入りで既製品風に。趣味の作品やプレゼントにも使える。
- → 転写シート(印刷 or 手描き)
- 子どもの持ち物に統一感を出したい!
- → スタンプ+布用インク
お名前スタンプでくっきり記名。ひらがな・絵柄・数字なども揃っていて楽しい!
- → スタンプ+布用インク
💡 補足:ワンポイントだけなら、ワッペンや布用シールにペンで追記するのもおすすめです。
🧺 洗濯の頻度が高いなら「定着力」が最優先!
日常的に洗濯する布には、耐久性のある方法を選びましょう:
- アイロン定着した油性マジックは、見た目はシンプルですが安定感◎
→ 体操服・タオル・お手拭きなどに安心して使えます。 - 布用インクのスタンプは、しっかり乾かせば複数回の洗濯にも耐える実力派。
→ お子さまの毎日使う持ち物にぴったり。 - 転写シートは耐水性もありますが、「乾燥機に弱い」「剥がれやすくなる」など注意点も。
→ 洗濯回数が少ない物や趣味グッズへの使用が◎
🔍 チェックポイント:「タグ部分」や「裏面」など、摩擦の少ない場所に記名すると長持ちします。
🧒 子ども用?趣味用?目的で選ぼう!
記名の目的によっておすすめ方法も変わります:
- 子ども用アイテム(保育園グッズ・遠足バッグ・タオルなど)
→ とにかく見やすくて統一感があるものが安心
→ スタンプ・マジック・布用シールなどが人気 - 趣味用(手作りバッグ・プレゼント・ハンドメイド作品など)
→ 見た目とオリジナリティ重視!
→ 転写シート・ワッペン・手描きスタンプなどが◎ - とりあえず今日を乗り切りたい!
→ 家にあるものを活用するのがベスト
→ ガムテープ・マジック・シールなど、臨機応変に対応を
👕 補足:イベントの予備持ち物や、旅行時のお着替えラベルなどにも代用品が活躍します。
自分の状況に合わせて、代用品を柔軟に使い分けることで、記名のストレスがぐっと減ります。「用途」「布の素材」「洗濯頻度」を意識して、目的に合ったベストな方法を見つけましょう♪
まとめ|布用ペンがなくても、100均で何とかなる!

いざというときに限って手元にない…そんな布用ペン。
でも、今回紹介した代用品をうまく活用すれば、十分に代用がききます。
「大事なのは、ちょっとした工夫」と「失敗を恐れず試してみる気持ち」。
意外と身近なアイテムで、想像以上にキレイに仕上がるものです。
最後にもう一度、それぞれの代用品の特徴や選び方をおさらいしつつ、「自分でもできそう♪」と思っていただけたらうれしいです。
布用ペンが見つからない…そんなピンチでも、100均にある身近なアイテムをうまく使えば、ちゃんと代用できます。
ポイントは「にじみにくい布を選ぶこと」「定着させる工夫をすること」。
この2つさえ意識すれば、驚くほどしっかり記名やデコができますよ。
特別な道具がなくても、ちょっとの工夫で“それっぽく”仕上げることは可能です。
まずは手元にあるものから試して、必要なら後日ゆっくり布用ペンを買いに行くスタイルで大丈夫。
焦らず、気軽に楽しく取り組んでみてくださいね。