佐川急便の置き配サービスを利用するには、まず「スマートクラブ」への会員登録が必要です。
登録後、荷物の発送後から初回配達前までの間に、スマートクラブのウェブサイトや佐川急便のLINE公式アカウントから受け取り方法を「置き配」に変更できます。指定可能な置き場所は、宅配ボックス、玄関前、ガスメーターボックス、車庫、自転車のかご、建物内の受付や管理人室、物置の7か所です。
ただし、飛脚クール便、代金引換サービス（e-コレクト®）、貴重品、着払いの荷物、または発送元が置き配を許可していない場合など、一部の荷物では置き配サービスを利用できません。
また、サービス提供地域も限られているため、ご自身の地域で利用可能か事前に確認することをおすすめします。配達完了時には、配達員が荷物を置いた状況を写真撮影し、配達記録として管理されます。なお、置き配を指定した場合、受領印やサインは不要ですが、荷物の盗難や破損などのリスクは利用者の自己責任となりますので、注意が必要です。
置き配をするには張り紙だけではダメで、ちゃんと設定をする必要があります。このガイドで手順を確認して、荷物の受け取りをもっとラクにしましょう。
佐川急便の便利な置き配サービスの始め方
佐川急便では、2020年5月から「指定場所配送サービス」として置き配を提供しています。このサービスは、あらかじめ指定した場所（例：玄関前、車庫、物置など）に荷物を届けるもので、特に不在時でも荷物を受け取れるという利点があります。
佐川急便を使って、自宅の玄関など指定した場所に荷物を置いてもらう方法をわかりやすくご説明します。
利用条件
置き配サービスを利用するには、以下の条件を満たす必要があります：
- 個別契約: 置き配を希望する場合、荷物の出荷元が佐川急便と個別契約を結んでいる必要があります。受取人が直接契約を結ぶことはできません。
- 対象サービス: 置き配が可能なサービスは「飛脚宅配便」「飛脚航空便」「飛脚ジャストタイム便」のみです。これらのサービスを利用する際には、時間帯指定や指定日配達サービスも併用できます。
置き配のメリット
置き配を利用することで、以下のようなメリットがあります：
- 不在時の受け取り: 荷物が届く時間に在宅していなくても、指定した場所に荷物を置いてもらえるため、再配達の手間が省けます。
- 静かな受け取り: チャイムを鳴らさずに荷物を受け取れるため、赤ちゃんや病人がいる家庭でも安心です。また、非対面での受け取りが可能なため、感染症対策にも寄与します。
利用方法
置き配を希望する場合、受取人は出荷元に対して「指定場所配送サービス」を利用するよう依頼する必要があります。荷物の受け取り場所を指定し、配送後には配達された荷物の状態が撮影される仕組みです。
まず、置き配を始めるためには以下の二つの準備が必要です。
- スマートクラブに会員として登録する
- 佐川急便のLINE公式アカウントと自分のIDをつなげる
これらの準備ができたら、次の手順で置き配を設定できます。
- スマートクラブや佐川急便のLINEから、荷物の配達予定のお知らせが来ます。
- そのお知らせにあるリンクを開いて、配送方法の変更画面で「置き配」を選びます。
- 荷物を置いてほしい場所と受け取る時間を決めます。
- 置き配をする上での注意事項をよく読んで、同意したら次に進みます。
- 最後に、「登録」ボタンを押して設定を完了します。
はじめはちょっと手間がかかるかもしれませんが、一度設定を済ませれば、次からはもっと簡単に置き配を使うことができるようになりますよ。
佐川急便の便利な置き配サービスと、どこに荷物を置けるか
佐川急便で荷物を受け取るとき、自分で受け取りたい場所を選べる便利な置き配サービスがあります。置ける場所は以下の7種類です。
- 宅配ボックス
- 玄関前
- ガスメーターボックス
- 車庫
- 自転車のかご
- 建物の受付や管理人室
- 物置
これらの場所は日常的に使う場所なので、自分の家の環境に合わせて選べますが、注意点もあります。例えば、冷蔵や冷凍が必要な商品、代金を支払う必要がある商品、高価な商品、着払いで送られてくる荷物は、置き配できないことがありますので、気をつけましょう。
佐川急便でのメッセージ付き置き配の使い方
佐川急便では、荷物を安全にお届けするため、ただメッセージを書いた紙を貼るだけでの置き配はできません。でも、メッセージを上手に使えば、配達の方へ大切な情報を伝えることができます。たとえば、「お願い、静かにしてください。赤ちゃんが寝ています」と書くと、配達の方が静かにしてくれるかもしれません。ただし、このメッセージでは荷物をどこに置くかは指示できませんが、家の状況を伝えることで、配達の方が柔軟に対応してくれることがあります。
良いメッセージを作るポイントは以下の通りです。
- 文字ははっきりと大きく書く
- 丁寧な言葉を使う
- 状況を具体的に説明する
- 「ありがとうございます」など、感謝の気持ちを伝える
これらのことを心がけると、配達の方がより良く対応してくれるようになります。
佐川急便の置き配ができない場合の対処方法
佐川急便を使っていて、以下のような特別なケースでは置き配が使えないことがあります。
- 冷蔵や冷凍が必要な飛脚クール便の商品
- 商品代金を受け取り時に支払うe-コレクトRサービス
- 高価な貴重品
- 送り代金が受取人負担の荷物
- 出荷者が置き配を禁じている場合
- 置き配サービスが提供されていない地域
もし家にいる時間に合わせて荷物を受け取れない場合、次のような方法が役立ちます。
- 配送日時の変更：スマートクラブやLINEを使って、都合の良い日時に調整できます。
- 受け取り場所の変更：近所のコンビニなど、いつでも受け取れる場所に変更することができます。
- 信頼できる近所の人に受け取ってもらうことも選択肢の一つです。
これらの方法をうまく使うことで、もっと受け取りやすくなります。
置き配サービスのメリットと注意点について
置き配サービスはとても便利ですが、使う時には気をつけるべきこともあります。こちらでは、その良い点と注意すべき点を簡単に説明します。
置き配のメリット
- 家にいなくても荷物を受け取ることができます。
- 荷物の再配達を待つ必要がありません。
- 希望の時間に荷物を受け取ることが可能です。
- 直接受け取りにくい場合でも役立ちます。
- 非対面での受け取りができる点は、感染症対策としても評価されています。
顧客の利便性向上
佐川急便の置き配サービスは、2024年9月2日からスマートクラブ会員やLINE公式アカウントを通じて利用可能になりました。このサービスの導入により、顧客は不在時でも荷物を受け取れる選択肢が増え、利便性が大幅に向上したとされています。特に、宅配ボックスや玄関前など、指定した場所に荷物を置いてもらえることで、再配達の手間が省ける点が好評です。
再配達の削減
置き配サービスは、再配達の必要を減少させることを目的としており、これにより業務効率化やCO₂排出量の低減にも寄与しています。顧客からは、再配達の手間が省けることに対する感謝の声が多く寄せられています。
注意すべき点
- 荷物が盗まれるリスクがあります。
- 雨などの悪天候で荷物が濡れることがあります。
- 全ての荷物を置き配で受け取ることはできません。
- 置き配を利用するためには、事前に設定が必要です。
顧客の中には、置き配による荷物の盗難や損傷に対する不安を抱える人もいますが、佐川急便はこの点についても配慮しており、荷物の置き場所を選択できることで、より安全な受け取りが可能となっています。
これらのポイントを理解して、自分の生活に合わせて置き配サービスをうまく使いましょう。
今後の展望
佐川急便の置き配サービスは、利便性を高めるための重要な手段として、今後も拡充が期待されています。
まとめ
佐川急便の置き配サービスを利用する際に覚えておくべきいくつかの重要な点があります。
まず、荷物を置いてほしい場所は、荷物が最初に届く時にのみ指定でき、一度決めた後の変更はできないので注意が必要です。
さらに、荷物が届く前にあらかじめ置き場所を決めておくことが求められます。不在通知が出てしまうと、その後で置き配に変更することはできません。受け取り時には受領印や署名の必要はありませんが、置き配に伴うリスク、たとえば盗難などは自己責任で対応することになります。
また、配達が完了した際には、配達員が荷物の写真を撮影し、その写真は佐川急便によって配達記録として保存されます。
このサービスは全国のすべての地域で提供されているわけではないため、ご自身の住んでいる地域で利用可能かどうかを確認することが大切です。
これらの点をしっかりと理解し、置き配サービスを上手に活用しましょう。
