LCC(格安航空会社)は航空券を比較的安く購入できるのが魅力ですが、その一方で荷物のルールは大手航空会社と異なることがあります。
「いつも使っているスーツケースで大丈夫だろう」と思って空港へ行った結果、
- 機内持ち込みサイズを超えていた
- 重量オーバーで追加料金がかかった
- 預け荷物を当日追加して予想以上の費用になった
というケースは珍しくありません。
LCCでは、航空会社や運賃プランによって機内持ち込みや預け荷物の条件が異なります。
そのため、価格だけでスーツケースを選ぶのではなく、本体重量・サイズ・容量・旅行日数まで考えて選ぶことが大切です。
この記事では、LCCで使いやすいスーツケースの条件や、旅行日数ごとの容量の目安、購入前に確認したい比較ポイントまで詳しく解説します。
この記事でわかること
- LCC向けスーツケースに必要な条件
- 機内持ち込みと預け荷物の選び方
- 旅行日数ごとの容量目安
- 軽量スーツケースを選ぶメリット
- 購入前に比較したいポイント
- LCC利用で失敗しないコツ
LCC向けスーツケースで重視したい4つの条件

LCC向けのスーツケースを選ぶときは、「安いから」「容量が大きいから」といった理由だけで決めるのではなく、LCCならではの荷物ルールを意識することが大切です。
ここでは、購入前に確認しておきたい4つのポイントを紹介します。
本体重量が軽い
LCCでは、機内持ち込み荷物や預け荷物に重量制限があります。
そのため、スーツケース本体が軽いほど、中に入れられる荷物の量を増やしやすくなります。
例えば、預け荷物が20kgまでの場合、
- スーツケース本体:2.8kg
- 荷物:17.2kg
であれば合計20kgです。
一方、本体重量が5kgあるスーツケースでは、中に入れられる荷物は15kg程度になります。
同じ容量でも、本体重量が軽いモデルのほうが重量制限を有効に使えるため、LCCとの相性が良いといえます。
特に帰りにお土産を購入する予定がある方は、本体重量も比較しておくと安心です。
航空会社のサイズ条件に合わせやすい
LCCでは、機内持ち込みできる荷物のサイズが決められています。
ここで注意したいのが、容量だけでなく外寸も確認することです。
スーツケースの商品ページには「35L」「40L」といった容量が表示されていますが、実際に持ち込めるかどうかは、
- 高さ
- 幅
- 奥行き
を合わせた外寸で判断されます。
また、多くの航空会社では、キャスターやハンドルを含めたサイズで計測されます。
「機内持ち込み対応」と書かれていても、利用する航空会社の条件と一致しているかを確認しておくことが大切です。
旅行日数に合う容量を選ぶ
LCCだからといって、小さいスーツケースを選べばよいわけではありません。
旅行日数や荷物量に合わせた容量を選ぶことも重要です。
一般的な目安としては、
- 1〜2泊:20〜35L
- 3〜4泊:35〜50L
- 5〜7泊:50〜70L
程度が選ばれることが多くなっています。
ただし、冬の旅行や海外旅行では衣類や荷物が増えやすいため、同じ旅行日数でも少し余裕のある容量を選ぶと荷造りしやすくなります。
反対に、荷物が少ない方や旅行中に洗濯する予定がある方は、ワンサイズ小さいモデルでも対応できる場合があります。
移動しやすいことも重要
LCCを利用する旅行では、空港だけでなく駅やバス、徒歩で移動する場面も少なくありません。
そのため、容量や重量だけでなく、移動しやすさも確認しておきたいポイントです。
例えば、
- キャスターがスムーズに動くか
- ハンドルがぐらつかないか
- 本体が持ち上げやすいか
といった点は、旅行中の快適さに大きく影響します。
価格だけで選ぶと、移動中に扱いにくさを感じることもあるため、口コミや仕様もあわせて確認しておくと安心です。
機内持ち込みと預け荷物はどちらがおすすめ?

LCCでは、「機内持ち込みだけで行くか」「預け荷物を利用するか」で、選ぶスーツケースも変わります。
どちらが良いというよりも、旅行日数や荷物の量に合わせて選ぶことが大切です。
機内持ち込みが向いている人
機内持ち込みは、短期間の旅行や荷物が少ない方に向いています。
例えば、
- 1〜2泊の旅行
- 出張
- 着替えが少ない
- 荷物をコンパクトにまとめられる
という方なら、機内持ち込みサイズのスーツケースだけで十分なこともあります。
預け荷物がないため、到着後にターンテーブルで荷物を待つ必要がなく、空港をスムーズに出発しやすいのもメリットです。
ただし、機内持ち込みにはサイズや重量の条件があります。
航空会社によってルールが異なるため、予約前や出発前に最新の条件を確認しておきましょう。
預け荷物が向いている人
一方で、荷物が多い方や旅行日数が長い方は、預け荷物を利用したほうが快適な場合があります。
例えば、
- 3泊以上の旅行
- 冬の旅行
- 海外旅行
- 靴や化粧品を多く持って行く
- お土産を購入する予定がある
という方は、預け荷物のほうが荷造りしやすいでしょう。
また、液体物やサイズの大きい荷物など、機内持ち込みでは制限がある物も預け荷物なら収納しやすくなります。
ただし、LCCでは預け荷物が有料オプションになっている場合もあります。
航空券の料金だけではなく、荷物料金も含めた総額で比較すると、自分に合ったプランを選びやすくなります。
機内持ち込みと預け荷物を比較して選ぼう

LCCでは、機内持ち込みだけで旅行する方法と、預け荷物を利用する方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、旅行日数や荷物量に合わせて選ぶことが大切です。
| 比較項目 | 機内持ち込み | 預け荷物 |
|---|---|---|
| 向いている旅行 | 1〜2泊程度の短期旅行 | 3泊以上・荷物が多い旅行 |
| 荷物量 | 少なめ | 多め |
| 到着後 | すぐに移動できる | 荷物受け取りが必要 |
| サイズ・重量 | 条件が厳しい | 比較的余裕がある |
| 料金 | 運賃条件による | 有料オプションの場合が多い |
短期旅行では、機内持ち込みだけで済ませることで追加料金を抑えられる場合があります。
一方、旅行日数が長かったり、お土産を多く購入する予定があったりする場合は、無理に機内持ち込みへ収めようとせず、預け荷物を利用したほうが快適に移動できることもあります。
料金だけで決めないことも大切
LCCでは「預け荷物は有料だから機内持ち込みだけにしよう」と考える方もいます。
しかし、機内持ち込みに荷物を詰め込みすぎると、
- 重量制限を超える
- 必要な荷物が入らない
- 移動しにくくなる
といった問題が起こることもあります。
料金だけを見るのではなく、「旅行中に無理なく使えるか」という視点でも判断すると、自分に合った方法を選びやすくなります。
LCC向けスーツケースのサイズと容量の目安

LCC向けのスーツケースを選ぶときは、旅行日数を目安に容量を考えると選びやすくなります。
ただし、荷物量や季節によって必要な容量は変わるため、あくまで目安として考えましょう。
1〜2泊なら20〜35Lが目安
1〜2泊の旅行なら、20〜35L程度のスーツケースが使いやすいサイズです。
荷物が少ない方なら、機内持ち込みできるモデルを選びやすい容量でもあります。
出張や週末旅行など、短期間の移動にも適しています。
冬は衣類がかさばるため、30〜35L程度あると余裕を持って荷造りしやすくなります。
3〜4泊なら35〜50Lが目安
3〜4泊程度になると、35〜50L前後が一般的な目安です。
国内旅行だけでなく、近距離の海外旅行にも使いやすいサイズ帯です。
荷物が少ない方なら40L前後でも十分ですが、お土産を購入する予定がある方や冬の旅行では、45〜50L程度を選ぶと安心です。
このサイズになると、多くのモデルは預け荷物として利用するケースが増えてきます。
5〜7泊なら50〜70Lが目安
5泊以上になると、50〜70L程度が使いやすい容量です。
海外旅行や修学旅行、長期出張などでも活躍します。
ただし、容量が大きくなるほど荷物を詰め込みやすくなるため、飛行機を利用する場合は重量制限にも注意が必要です。
特にLCCでは、追加料金が発生しないよう、本体重量もあわせて確認しておきましょう。
1週間以上なら70L以上を検討
1週間以上の旅行では、70L以上の大型スーツケースを検討する方も多くなります。
ただし、容量が大きくても預けられる重量が増えるわけではありません。
例えば、預け荷物が20kgまでなら、
- 本体重量
- 中に入れた荷物
を合わせて20kg以内に収める必要があります。
大きなスーツケースほど荷物を詰め込みやすいため、「入るから入れる」のではなく、「重量制限に収まるか」を意識して荷造りすることが大切です。
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LCCでは軽量スーツケースがおすすめな理由

LCC向けスーツケースを選ぶなら、本体重量の軽いモデルは大きなメリットがあります。
ここでは、軽量モデルが選ばれる理由を紹介します。
本体が軽いほど荷物を多く入れられる
LCCでは、スーツケース本体も重量に含まれます。
例えば、預け荷物20kgまでの場合、
- 本体2.8kgなら中身は約17.2kg
- 本体4.8kgなら中身は約15.2kg
となり、約2kgの差が生まれます。
2kgあれば、
- 厚手の衣類
- 靴
- お土産
- 化粧品
などを追加できるため、旅行では意外と大きな違いになります。
重量オーバーを防ぎやすい
空港で重量オーバーになると、
- 荷物を入れ替える
- 追加料金を支払う
- 重い物を手荷物へ移す
など、その場で対応しなければならないことがあります。
本体が軽いスーツケースなら、重量制限に少し余裕を持たせやすくなり、こうしたトラブルを防ぎやすくなります。
自宅で荷物を量る際も、20kgぴったりではなく、1kg程度余裕を残しておくと安心です。
空港や駅で移動しやすい
旅行では、スーツケースを持ち上げる場面も少なくありません。
例えば、
- 階段
- 電車への乗り降り
- ホテルの入口
- バスへの積み込み
などでは、本体が軽いほど扱いやすくなります。
特に公共交通機関を利用する旅行では、軽量モデルのメリットを感じやすいでしょう。
軽さだけで選ばないことも大切
軽いスーツケースは便利ですが、それだけで選ぶのはおすすめできません。
購入前には、
- キャスターの動かしやすさ
- ハンドルの安定感
- 開閉方式
- 耐久性
- 保証内容
なども確認しておきましょう。
価格だけを重視すると、旅行中の使い勝手に不満を感じることもあります。
個人的には、LCCを利用する機会が多い方ほど、本体重量と移動しやすさのバランスを重視すると、長く使いやすい一台を選びやすいと感じます。
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LCC向けスーツケースを選ぶ比較ポイント

LCC向けのスーツケースを選ぶときは、容量だけでなく使いやすさも重要です。
旅行中の移動や飛行機での利用を考えると、次のポイントを比較しておくと、自分に合ったモデルを選びやすくなります。
本体重量
LCCでは、機内持ち込みや預け荷物の重量制限があるため、本体重量は特に重要です。
同じ容量でも、本体が軽いモデルなら、その分だけ荷物を多く入れられます。
商品ページでは容量だけでなく、「本体重量○kg」という表示も確認しましょう。
外寸
容量が同じでも、メーカーによって外寸は異なります。
LCCでは、キャスターやハンドルを含めたサイズで判定されることが多いため、外寸の確認は欠かせません。
「機内持ち込み対応」と表示されていても、利用する航空会社の条件に合っているか確認しておくことが大切です。
キャスター
空港や駅では、スーツケースを長い時間移動させることがあります。
キャスターは、
- スムーズに動くか
- 小回りが利くか
- 静音性があるか
なども比較すると使いやすさが変わります。
頻繁に旅行する方なら、交換用キャスターに対応したモデルも検討しやすいでしょう。
ハンドル
ハンドルは高さ調整がしやすく、ぐらつきの少ないモデルがおすすめです。
荷物が重くなるほど、ハンドルの安定感は移動のしやすさに影響します。
開閉方式
スーツケースには、大きく分けてファスナータイプとフレームタイプがあります。
ファスナータイプは比較的軽量なモデルが多く、LCCとの相性が良いとされています。
一方、フレームタイプはしっかりした作りの製品が多く、荷物を保護したい方に向いています。
どちらが優れているというより、旅行スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ロック機能
海外旅行で利用する場合は、ロック機能も確認しておきましょう。
TSAロック対応モデルなら、海外旅行でも利用しやすいケースがあります。
保証・修理対応
スーツケースは長く使うことが多いアイテムです。
キャスターやハンドルは故障しやすい部分でもあるため、保証期間や修理対応も比較しておくと安心です。
旅行スタイル別におすすめのタイプ

どのスーツケースが使いやすいかは、旅行スタイルによっても変わります。
ここでは、目的別に選び方を紹介します。
短期旅行・荷物が少ない人
1〜2泊程度なら、20〜35L程度のコンパクトなモデルが使いやすいでしょう。
機内持ち込みできるサイズを選べば、預け荷物を利用せずに移動できる場合もあります。
海外旅行・荷物が多い人
海外旅行では衣類だけでなく、変換プラグや常備薬、防犯用品など荷物が増えやすくなります。
50〜70L程度を目安にしつつ、本体重量も軽いモデルを選ぶと重量制限に対応しやすくなります。
出張で利用する人
出張では、
- ノートパソコン
- 書類
- スーツ
などを持ち運ぶことがあります。
収納スペースが使いやすく、キャスターの走行性が良いモデルを選ぶと移動しやすくなります。
お土産を多く購入する人
旅行先で買い物を楽しみたい方は、最初から荷物を詰め込みすぎないことが大切です。
容量に少し余裕を持たせるか、容量拡張機能付きのモデルを検討する方法もあります。
ただし、拡張機能を使うと外寸が変わることがあるため、飛行機を利用する場合はサイズ条件を確認しましょう。
電車や徒歩で移動することが多い人
公共交通機関を利用する旅行では、大きすぎるスーツケースよりも扱いやすいサイズのほうが移動しやすいことがあります。
荷物が少ない場合は、少し小さめのモデルを選ぶことで、駅やホテルでの移動が楽になるでしょう。
LCC利用で注意したいポイント

LCCでは、航空会社ごとに荷物の条件が異なるため、出発前の確認が欠かせません。
航空会社によって条件が異なる
同じLCCでも、
- 機内持ち込みサイズ
- 重量
- 預け荷物の料金
などは航空会社や運賃プランによって違います。
旅行前には、利用する航空会社の最新情報を確認しましょう。
預け荷物が有料の場合がある
LCCでは、預け荷物が基本運賃に含まれていないことがあります。
航空券が安くても、荷物を追加すると総額が変わることもあるため、料金全体で比較することが大切です。
容量が大きくても重量制限は変わらない
80Lや90Lの大型スーツケースでも、預けられる重量が増えるわけではありません。
大きいほど荷物を詰め込みやすいため、出発前にはラゲッジスケールや体重計で重量を確認しておくと安心です。
機内持ち込み荷物にも重量制限がある
「重い物を機内持ち込みバッグへ移せば大丈夫」と考える方もいますが、機内持ち込みにも重量制限があります。
荷物を入れ替える前に、機内持ち込み条件も確認しておきましょう。
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LCC向けスーツケースでよくある失敗

購入後に後悔しないためにも、よくある失敗例を確認しておきましょう。
機内持ち込みできると思っていた
「機内持ち込み対応」と書かれていても、航空会社によって条件は異なります。
購入前には利用予定の航空会社の規定を確認しましょう。
本体重量を確認していなかった
容量だけを見て選ぶと、本体が重く、荷物を十分に入れられないことがあります。
LCCでは、本体重量も重要な比較ポイントです。
大きすぎるサイズを選んだ
大型スーツケースは便利ですが、荷物を入れすぎて重量オーバーになりやすいことがあります。
旅行日数や荷物量に合ったサイズを選ぶことが大切です。
安さだけで選んでしまった
価格が安くても、
- キャスターが動かしにくい
- ハンドルがぐらつく
- 本体が重い
など、使い勝手に差がある場合があります。
長く使うことを考えると、価格だけでなく品質も比較したいところです。
よくある質問
LCCでは何Lくらいのスーツケースがおすすめですか?
1〜2泊なら20〜35L、3〜4泊なら35〜50L、5泊以上なら50〜70L程度が一般的な目安です。
機内持ち込みサイズなら必ず無料ですか?
航空会社や運賃プランによって異なります。
利用前に最新の条件を確認しましょう。
軽量スーツケースは本当に必要ですか?
本体が軽いほど荷物を多く入れやすくなるため、LCCをよく利用する方にはメリットがあります。
ファスナータイプとフレームタイプはどちらがおすすめですか?
軽さを重視するならファスナータイプ、荷物の保護を重視するならフレームタイプを検討すると選びやすいでしょう。
預け荷物20kgなら大型スーツケースでも使えますか?
使用できますが、本体重量も含めて20kg以内に収める必要があります。
容量が大きくても、重量制限が緩くなるわけではありません。
まとめ

LCC向けスーツケースを選ぶときは、容量だけでなく、
- 本体重量
- 外寸
- 旅行日数
- 荷物量
- 利用する航空会社の条件
をまとめて確認することが大切です。
特にLCCでは、荷物のサイズや重量によって追加料金が発生する場合があります。
出発前に航空会社の条件を確認し、自分の旅行スタイルに合ったスーツケースを選ぶことで、当日のトラブルを防ぎやすくなります。
また、軽量モデルを選ぶと、重量制限の中でも荷物を入れやすく、空港や駅での移動もしやすくなります。
価格だけでなく、使いやすさや保証内容も比較しながら、自分に合った一台を選びましょう。
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旅行スタイルに合ったモデルを比較することで、自分にぴったりのスーツケースを見つけやすくなります。
