「クッキー作りたいけど、無塩バターがない……有塩バターじゃダメ？」
そんな疑問を抱いたこと、ありませんか？
お菓子作りには無塩バターが定番。
でも、家庭の冷蔵庫には意外と有塩バターしかないものです。
そこで今回は「クッキーに有塩バターを使うとどうなるか？」というテーマで、メリットや注意点、代用時のコツを徹底解説。
実際に使えるおすすめレシピや、SNSでの口コミ、無塩バターの代用品として使う場合のヒントまで網羅しました。
この記事を読めば、有塩バターでも美味しいクッキーが焼ける理由と方法がきっとわかります。
「家にあるもので、もっと気軽にお菓子作りを楽しみたい！」
そんなあなたに、ぴったりのガイドです。
有塩バターと無塩バターの違いとは？
「バターって、どれでも一緒でしょ？」
そう思っていた私たちを裏切るのが、有塩バターと無塩バターの絶妙な違いです。
このセクションでは、その違いがクッキー作りにどんな影響を与えるのかを丁寧にひも解きます。
まずは風味と味の差。
それから意外と知られていない塩分量の話。
最後に、なぜお菓子作りには無塩が選ばれることが多いのか——。
それぞれの特徴を知ることで、あなたのレシピ選びもぐっと自由になるはずです。
味や風味の違い
有塩バターは、名前の通り塩分が加えられており、食べたときにほんのりとした塩気を感じるのが特徴です。
この塩気があることで、バター自体の風味がより際立ち、特にクッキーに使うと、味にアクセントが加わります。
ほんの少しの塩味が、甘さとのバランスを取る役割を果たし、奥行きのある味わいに仕上がることがあります。
また、有塩バターに含まれる塩分が、焼き上がりの香ばしさを引き立てることもあり、しっかりとした味わいが好きな人には好まれやすい傾向にあります。
一方で、無塩バターはミルク本来の香りや甘さがそのまま生かされており、より繊細でまろやかな味わいに仕上がります。
素材の味をそのまま引き出すようなレシピでは、無塩バターの方がその役目を果たしやすいです。
クッキーのように材料がシンプルで、バターの味がダイレクトに伝わる焼き菓子では、この微妙な風味の差が想像以上に大切になります。
ちょっとした塩気が“おいしい”と感じるか、“邪魔”と感じるかは、味覚の好みやレシピのタイプによっても変わってくるため、使い分けが求められるポイントです。
含まれる塩分量
一般的に、有塩バターには約1.5〜2%の塩分が含まれています。
たとえば100gのバターなら、1.5g〜2gの食塩が含まれている計算です。
この数値だけを見ると「そんなに多くない」と思うかもしれません。
しかし、クッキーのように素材のバランスが味に直結するお菓子では、このわずかな塩分が大きな影響を与えることがあります。
特に、甘さが主役になるレシピでは、塩分によって甘みが控えめに感じられたり、後味にしょっぱさが残ったりする場合も。
その結果、思ったよりも“塩味”が強く感じられて、レシピの完成度に不満を持つこともあるでしょう。
また、塩分は素材の水分保持力や焼き色、食感にも影響を与えるため、焼き菓子全体の仕上がりに微妙な違いをもたらします。
そのため、有塩バターを使う際は「塩分がすでに含まれていること」を前提に、レシピの塩を省いたり、砂糖のバランスを調整する必要があります。
意識して使えば、程よい塩気がクッキーの風味を引き立ててくれるので、必ずしも“マイナス”ではありません。
使い方次第で“プロっぽい味”にも仕上がる可能性を秘めています。
お菓子作りでの一般的な使い分け
製菓では基本的に無塩バターが推奨されます。
その一番の理由は、塩分を自分で調整できるからです。
レシピごとに甘さや風味のバランスが異なるお菓子において、塩分を細かく調整できることは、味の仕上がりに大きく影響します。
とくにクッキーやケーキ、パウンドケーキのように、少量の塩が味の決め手になるレシピでは、無塩バターの方が味のコントロールがしやすくなります。
さらに、レシピを繰り返し作る際にも、無塩バターを使えば再現性が高くなり、安定した仕上がりを期待できます。
また、プロの製菓現場でも、製品の品質を一定に保つために無塩バターが使われることが多いのです。
とはいえ、有塩バターが絶対NGというわけではありません。
風味の特徴を活かせば、塩気の効いたバランスのよいお菓子を作ることも可能です。
たとえば、塩キャラメル系やナッツ入りなど、やや塩味が効いてもおいしく感じるレシピでは、有塩バターの方がむしろ向いていることもあります。
つまり、バターの種類を使い分けることで、より自分好みの味を追求できるのです。
工夫次第で、美味しいクッキーも十分に作れるという点では、有塩バターも強い味方になります。
クッキーに有塩バターは使える？
「無塩じゃなきゃダメって聞いたのに…」
そんな声が多い中、実は有塩バターでも美味しいクッキーが作れるんです。
この章では、有塩バターを使うことで生まれる“嬉しい変化”と“ちょっと困ること”を具体的に紹介します。
どんな風味になるの？
向いているレシピって？
あなたが作りたいクッキーのタイプに合わせて、使い方のヒントを見つけましょう。
意外と知られていない“塩味が映える”レシピのアイデアにも注目です。
有塩バターを使うメリット
・在庫があるのですぐ作れる
・ほんのり塩気がアクセントになる
・塩キャラメルや塩バター系の味が好きな人に好まれる
・塩気と甘さのコントラストで“クセになる”味わいが生まれる
「甘いだけじゃ物足りない」
そんな方には、有塩バターの程よい塩気が魅力になります。
ほんの少しの塩分が、甘さを引き締めてくれることで、クッキーにメリハリのある味が生まれます。
特にナッツやキャラメルと組み合わせると、甘味と塩味が絶妙なハーモニーを奏で、味に深みが増して、何枚でも食べたくなるような仕上がりに。
また、塩気があることで、おやつだけでなく“おつまみ系”の軽食としても楽しめるクッキーになります。
塩味がアクセントになるタイプの焼き菓子は、最近では“塩スイーツ”として人気も高まっているため、トレンドに合った楽しみ方ができる点もポイント。
家にあるもので気軽に挑戦しつつも、味に個性が出せるのが有塩バターの大きな強みです。
有塩バターのデメリット・リスク
・甘さが薄く感じることがある
・塩分によって焼き色や質感に微妙な変化が出る場合も
・レシピ通りに作っても想定外の味になる可能性
・焼きムラが出やすくなることがある
・使用する素材との相性次第で味のまとまりが悪くなる可能性も
特に、繊細なレシピでは“塩気が主張しすぎる”と感じられることも。
例えば、紅茶や抹茶を使った香りのやさしいクッキーなどでは、有塩バターの塩気が主張してしまい、素材の風味を損なうことがあります。
また、塩味が予想以上に強く出てしまった場合、「お菓子らしくない」「おつまみみたい」といった評価になることもあり、イメージとのギャップが生まれやすいのも注意点です。
さらに、有塩バターの塩分によって生地の水分バランスが微妙に変化し、焼き上がりの食感が思った通りにいかないケースも見られます。
バターの風味を生かしたいお菓子では、他の材料とバランスをとることがとても大切であり、有塩バターを使うときには慎重な調整が求められます。
それでも工夫をすれば、有塩バターの魅力を活かしつつ、おいしく仕上げることも可能です。
どんなレシピに向いている？
・プレーンクッキー
・ナッツやチョコチップ入りクッキー
・塩キャラメル風味の焼き菓子
・オートミールや全粒粉を使ったザクザク系のクッキー
・チーズやスパイスを加えた“甘じょっぱい”変化球レシピ
有塩バターの塩気は、しっかりとした味つけのクッキーや、アクセントの効いた焼き菓子にとてもよく合います。
特に、チョコレートやナッツ、キャラメルといった濃厚な素材と組み合わせることで、甘さと塩味のバランスが絶妙に取れ、あと引く美味しさに仕上がります。
また、塩バターの風味を活かしたクッキーは、食後のおやつだけでなく、ワインやチーズと合わせた“おつまみ菓子”としても楽しめます。
最近では「塩スイーツ」が一つのジャンルとして注目されており、有塩バターを使ったクッキーは、その流れにぴったり。
一方で、抹茶や紅茶、柚子などの繊細で香り高い素材を使うレシピでは、有塩バターの塩分がその風味をマスキングしてしまう可能性があります。
バターの主張が強くなりすぎると、素材本来の香りや味が感じづらくなってしまうため、塩気が不要なレシピには不向きといえるでしょう。
つまり、有塩バターは“しっかり味派”のクッキーに向いている一方で、“繊細な香り重視”のレシピには注意が必要です。
有塩バターでクッキーを作る時の注意点
「いざ有塩で作るぞ！」と思ったあなたに、まず読んでほしいポイントです。
ただ置き換えるだけでは、クッキーの味がバランスを崩してしまうことも。
塩分をどう調整する？
甘さが足りなくなったらどうする？
相性の良い材料ってどれ？
そんな“よくある落とし穴”を避けるために、プロ目線でコツを伝授します。
これを知っているだけで、ぐっと完成度が上がるはずです。
レシピの塩分を調整する方法
有塩バターを使う場合、まず確認したいのがレシピに含まれている塩の量です。
基本的には、レシピに塩が含まれているなら、それを省くのがセオリーです。
たとえば、元々のレシピに塩が小さじ1/4（約1g）入っている場合は、その1gを差し引くことで全体の塩分バランスを取ることができます。
ただし、使用する有塩バターのメーカーや種類によって、含まれる塩分量には微妙な差があるため、一度レシピ通りに作る前に“少量の試作”をして味を確かめるのがベストです。
どうしても不安な場合や味の濃さを抑えたいときは、有塩バターの使用量を10〜20%ほど減らし、その分を無塩マーガリンやサラダ油などで補うと、塩分過多になるリスクを軽減できます。
また、材料を混ぜる際に、味見できるタイミングでごく少量生地を試食し、塩気が強すぎないかをチェックするのも有効です（卵など生の場合は加熱後の確認が必須）。
こうしたひと手間が、思い通りの味に近づけるためのコツになります。
家庭にある材料で代用したい場合でも、ちょっとした工夫と観察力で、驚くほど美味しく仕上がることもあるのです。
甘さのバランスを取るコツ
塩気を打ち消すために、砂糖の量を5〜10%増やすのも一案です。
たとえば、レシピで砂糖が50gなら、55g程度にすることで、塩味とのバランスが良くなりやすくなります。
この微調整により、有塩バター特有の塩気が目立ちすぎず、むしろ甘みとの対比によって味に深みが出てくることもあります。
ただし、砂糖を入れすぎるとクッキーの甘さが強くなりすぎてしまい、素材の風味を損なったり、焦げやすくなったりするリスクもあるため、増量はあくまで控えめに。
また、使用する砂糖の種類によっても風味に違いが出るため、上白糖だけでなく、きび砂糖やブラウンシュガーを使うと、塩気と調和したコクのある甘みを楽しめます。
レシピが焼き上がりを見て微調整しやすいタイプであれば、一度少量で試作して、自分好みの甘さに近づけていくのがおすすめです。
こうした試行錯誤は、レシピへの理解を深めるだけでなく、より自分らしい味を見つける楽しみにもつながります。
他の材料との相性（砂糖、チョコチップなど）
有塩バターの塩気は、甘い素材と組み合わせることでその個性が際立ち、絶妙なバランスの味わいを生み出します。
甘さとのコントラストがあることで、より味の奥行きが感じられるようになり、クッキーが“ただ甘いだけ”ではない印象的な仕上がりになります。
特に相性がいいとされるのは：
・黒糖やきび砂糖などコクのある甘み → 深い風味とバターの塩気が調和し、しっかりとした味わいに
・ビターチョコやキャラメルチップ → 甘みと苦み、塩気の三重奏で大人っぽい味に変化
・ローストナッツやコーンフレーク → 塩味と香ばしさがマッチして食感も楽しく
・ドライフルーツ（いちじく、レーズンなど） → 自然な甘さと酸味に塩味が加わり、ワインにも合う風味に
このように、有塩バターは「味の引き立て役」として力を発揮してくれます。
ただし、すべての素材と相性が良いわけではありません。
たとえば、繊細な香りや苦味が特徴の抹茶や、淡い香りのフルーツ（柚子やラベンダーなど）は、有塩バターの塩分によって風味がかき消されてしまうこともあります。
また、酸味のあるベリー類や柑橘系フレーバーも、塩味とぶつかって味がちぐはぐに感じるケースも。
レシピに使用する素材の個性と有塩バターの“塩気の強さ”をよく見極めながら、バランスの取れた組み合わせを目指すのが、美味しい仕上がりへの近道です。
有塩バターを使ったおすすめクッキーレシピ★
「知識を得たら、次は実践！」
そんなあなたのために、有塩バターで作れるとっておきのレシピを紹介します。
初心者さんでも挑戦しやすい簡単クッキーから、アレンジ自在のプレーンタイプ。
そして一度食べたら忘れられない“塩キャラメル風味”のちょっと大人のクッキーまで。
気分や用途に合わせて、あなたの“推しクッキー”を見つけてください。
初心者向けの簡単レシピ
材料はたった4つだけ。
小麦粉、砂糖、有塩バター、卵黄だけで作れる、シンプルながら奥深い“さくさくプレーンクッキー”。
このレシピの最大の魅力は、材料が少ないことで手軽に始められるのはもちろん、ひとつひとつの素材の風味がダイレクトに感じられる点にあります。
特に有塩バターを使うことで、焼き上がりにほんのりとした塩味が加わり、甘さとの絶妙なバランスがクセになる美味しさに。
「お菓子作りって難しそう……」と感じる方でも、ボウルに材料を入れて混ぜ、生地を丸めてオーブンで焼くだけの簡単な工程なので安心です。
型抜きやデコレーションがなくても、丸いフォルムで可愛く仕上がり、手作り感のある優しい印象のクッキーになります。
焼き時間も短く、材料も少量で済むので、時間がないときや子どもと一緒に楽しみたいときにもぴったり。
手軽に“焼きたての幸せ”を感じられる、おすすめの入門レシピです。
アレンジ自在！プレーンクッキー
アーモンドパウダーやチョコチップを加えるだけで、風味に深みが出て、食感も楽しめるクッキーになります。
カリッと香ばしいアーモンドや、とろけるチョコの組み合わせは王道ながらも飽きのこない美味しさ。
さらに、生地にシナモンやココアパウダーを練り込むことで、スパイシーさやほろ苦さをプラスでき、大人好みの味にアレンジできます。
他にも、バニラエッセンスやオレンジピール、ジンジャーパウダーを少量加えるだけでも、印象がガラリと変わるので、自分だけの“マイレシピ”がどんどん広がります。
型抜きしてデコレーションすれば、見た目も華やかになり、子どもと一緒に作るのにもぴったり。
アイシングやカラースプレー、チョコペンなどを使って顔や模様を描けば、食べるのがもったいないくらいのかわいい仕上がりに。
イベントやプレゼントにもぴったりで、ちょっとしたお礼や季節のご挨拶にも重宝します。
アレンジ次第で無限に楽しめるのが、プレーンクッキーの魅力です。
有塩バターで塩キャラメル風味に！
有塩バターにグラニュー糖と少量の水を加えて加熱し、香ばしいキャラメルソースを作ってから生地に練り込むという、ちょっとリッチなレシピもおすすめです。
キャラメルのコクとバターの塩気が合わさることで、まるで“塩キャラメルクッキー専門店”のような味わいが楽しめます。
焼き上がりは、表面がほんのりカリッとして、中はしっとり系という食感のコントラストも魅力。
「甘いけど、あとからふわっと塩気が追いかけてくる」そんなクセになる風味に仕上がります。
このレシピは、焦がしすぎに注意してキャラメルを作るのがコツ。
グラニュー糖が溶けてカラメル色になったらすぐ火から下ろし、有塩バターと合わせて香り立つソースを作ります。
このソースを冷ましてからクッキー生地に混ぜ込めば、まろやかで奥行きのある甘じょっぱい味に仕上がります。
冷めてもサクッとした食感がしっかり残るので、手土産やプレゼントにもぴったりの一品です。
一度作ったらリピート確実な、おすすめのアレンジレシピです。
有塩バターで作ったクッキーの口コミ・評価
「本当に美味しいの？」「やっぱりまずい？」
そんな疑問に応えるため、SNSやブログでのリアルな声を集めました。
実際に作った人の感想は、何よりも参考になります。
評価が分かれる理由や、“塩味クッキー”ならではの魅力に共感する声。
意外と知られていない“ウケる組み合わせ”や、“逆にハズレる使い方”まで。
作る前に読んでおけば、失敗も減って、楽しさはきっと倍増します。
SNSやブログでのリアルな声
・「甘さ控えめでクセになる」
・「おつまみ感覚でパクパク食べられる」
・「普通のクッキーよりも好きかも」
・「手が止まらなくて、あっという間に一袋なくなった」
・「塩スイーツが好きなら絶対ハマると思う」
市販の甘いお菓子に飽きた人や、甘さ控えめを好む層に特に好評です。
“甘すぎないから何枚でも食べられる”“コーヒーやワインに合う”“甘党じゃない人への手土産にも良い”といった評価も多く、いわゆる“甘くない系お菓子”としての新しいポジションを築きつつあります。
特にInstagramでは“塩バタークッキー”としてタグ付きで投稿されている例も多数。
#塩クッキー、#甘じょっぱいおやつ などのハッシュタグで検索すると、おしゃれに盛りつけられた手作りクッキーの写真がたくさんヒットし、その人気ぶりが伺えます。
投稿には「焼きたてが最高」「冷めてもザクザクで美味しい」などのコメントもあり、日常のおやつだけでなくギフトとしても選ばれている様子が伝わってきます。
「まずい」と言われる理由は？
・甘さが物足りない
・「しょっぱいクッキーは好みじゃない」
・思った味と違ってがっかり
・お菓子として食べたときに違和感がある
・香りや風味がイメージと違っていた
これらの声は、期待とのギャップが原因の場合が多いです。
特に「クッキー＝甘くてホロホロ」というイメージを持っている人ほど、有塩バター由来の“塩気”が強く出たときに驚きを感じやすく、「あれ？思ってたのと違う……」という反応に繋がるようです。
また、しょっぱさが前面に出ると、スイーツというより“おつまみ感覚”になってしまい、「お菓子としては中途半端」といった評価になりがちです。
クッキーに求める味の方向性が“とにかく甘くて優しい”である場合、有塩バター特有のアクセントが逆効果になるケースも。
味覚の好みや、食べるシーンとのミスマッチが「まずい」と感じさせてしまうポイントになるのかもしれません。
美味しいという評価が多いケース
・ナッツ系やチョコとの組み合わせ
・朝食や軽食向けのサクサク系
・しっかり焼き目のついた香ばしいタイプ
・グラノーラやオートミールを加えたザクザク食感のレシピ
・甘さ控えめな“塩バター風味”に仕上げた大人向けスイーツ
“塩気があるからこそ美味しい”という声が目立ちます。
特に、ビターチョコやローストナッツとの組み合わせでは、塩味が引き立ち役となって、素材の香ばしさや苦味をより際立たせてくれるとの意見も。
また、朝食やティータイムの軽食として、小麦の風味や素材感を大切にしたレシピに塩味が加わることで、「シンプルなのに深みがある」と高評価を得ることが多いです。
見た目の素朴さとは裏腹に、食べた瞬間に感じる“甘じょっぱさ”がクセになるという声も多く、リピーターの支持を集めています。
焼き目がついた香ばしいタイプや、少し厚みを持たせてしっかり焼き上げたクッキーでは、有塩バターの風味がより濃く感じられ、「この味わいこそ手作りの魅力」と評されることもあります。
無塩バターがないときの代用品として使うには？
「無塩バターがない…でも今すぐ焼きたい！」
そんな時でも諦めないで。
この章では、有塩バターはもちろん、それ以外の代用品もしっかりご紹介。
さらに、応急処置的に使う方法や、思い切って“バターなし”で作るレシピも紹介します。
ヘルシー志向の方やアレルギー対応が必要な場面にもぴったりなアイデアが詰まっています。
選択肢を知ることで、クッキー作りがもっと身近に、もっと自由になります。
有塩バター以外の代用品はある？
・無塩マーガリン
・植物性オイル（太白ごま油など）
・ココナッツオイルやラードなど
・ギー（澄ましバター）やショートニング
・ヨーグルトや豆腐などの一部代替素材
それぞれ風味や食感に違いがあり、レシピの種類や目的に応じて使い分けることがポイントです。
たとえば、無塩マーガリンはクセが少なく、比較的どんなレシピにも使いやすい万能タイプ。
植物性オイルはさらっとした口当たりに仕上がるため、しっとり系のクッキーを作りたいときにおすすめです。
ココナッツオイルは、南国風の香りが強めに出るため、香りと相性の良い素材（アーモンド、チョコチップ、ドライパインなど）と合わせると風味が引き立ちます。
また、ギーやショートニングはリッチな風味や軽い食感を演出できるため、洋菓子らしい繊細な仕上がりにしたいときにぴったり。
意外な代用品として、プレーンヨーグルトや水切り豆腐を混ぜ込む方法もあり、ヘルシー志向の方や脂質を控えたいときの選択肢として活用されています。
このように代用品にはそれぞれ特徴があり、単なる置き換えではなく“味の個性を変えるチャンス”として楽しむのも、手作りクッキーの醍醐味です。
応急処置としての使い方
「どうしても今日焼きたい！」
そんなときは、有塩バターを使って“試作”と割り切るのもひとつの手です。
一度焼いてみて、どの程度塩気が出るかを体感することで、次回の調整にもつながります。
有塩バターの風味はメーカーや種類によって異なるため、自宅にあるバターでどんな味に仕上がるのかを一度確認しておくのは、とても有効です。
また、クッキーの焼き上がりを味見することで、砂糖の甘さが強すぎるか、塩味が際立ちすぎていないかなど、微妙なニュアンスも把握できます。
「今回は試作」と気楽に作ってみれば、失敗も楽しみに変わることがあります。
そのうえで、次回のレシピでは砂糖を少し増やしたり、別の油脂をブレンドしたりするなど、自分なりの工夫を加えていけば、より理想に近いクッキーに仕上がるはずです。
こうした調整経験は、お菓子作りのスキルアップにも直結しますし、材料に柔軟に対応する力もついていきます。
完璧を目指すのではなく、まずは一歩踏み出す勇気が何より大切です。
バターなしクッキーのレシピ紹介
・サラダ油＋牛乳の“しっとり系クッキー”
・太白ごま油でつくる“和風クッキー”
・豆腐＋小麦粉の“ヘルシークッキー”
・オリーブオイル＋全粒粉の“香ばしクッキー”
・バナナ＋オートミールの“砂糖なし自然派クッキー”
バターがなくても、工夫次第で驚くほど美味しいクッキーは作れます。
油分を置き換えるだけでなく、素材そのものの風味や水分量を活かすことで、軽やかで食べ飽きない味わいが生まれます。
例えば、太白ごま油を使えばクセのないあっさりとした味に仕上がり、豆腐やバナナを加えればしっとりとした口当たりと自然な甘みが楽しめます。
これらのレシピは、卵や乳製品を使わないヴィーガン仕様にもアレンジ可能なので、アレルギーや食事制限のある方にもおすすめ。
特に小さいお子さんのおやつとしても安心感があり、カロリーや脂質を控えたい人にも重宝されます。
「バターがないから作れない」ではなく、「バターがなくても作れる！」と前向きにとらえることで、レパートリーがどんどん広がります。
一度試してみれば、その手軽さと奥深さにきっと驚くはずです。
まとめ
「有塩バターじゃクッキー作れない？」
そんな不安は、今日で解消できたのではないでしょうか。
確かに無塩バターの方がベーシックで失敗は少ないかもしれません。
でも、有塩バターでも塩分を意識しながら材料のバランスを調整すれば、十分に美味しく仕上がります。
ちょっとした塩気がクセになる、そんな“大人のクッキー”を作れるのも有塩バターならではの魅力です。
「今すぐ作りたい、でも材料が足りない」
そんなときこそ、この記事があなたの背中を押すレシピメモになりますように。
次のクッキー作りは、冷蔵庫の“今あるバター”で、まずは一枚焼いてみませんか？
