結論から言うと、A5とB6、どちらが正解かは「使い方」で決まります。
サイズの大きさや人気だけで選んでしまうと、「なんだか使いづらい」「続かなくなった」という違和感につながりがちです。手帳は、スケジュール管理の道具であると同時に、毎日手に取る“相棒”のような存在。だからこそ、自分の生活リズムや書き込み量、持ち歩き方に合っているかが何より大切です。
A5は「たっぷり書きたい人」「情報を一元管理したい人」に向いたサイズ。一方でB6は「軽さ」「気軽さ」「毎日持ち歩く習慣」を重視する人に選ばれています。どちらも優劣ではなく、役割が違うだけ。
この記事では、A5・B6それぞれの特徴やメリット・注意点を整理しながら、「どんな人にどちらが向いているのか」を具体的なシーン別に解説します。サイズ比較だけで終わらせず、“自分の使い方”に落とし込める視点でまとめているので、今の手帳に少しでも迷いがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
A5手帳の特徴と人気の理由

A5手帳は、「書くスペースの広さ」と「自由度の高さ」が最大の魅力です。単に大きいというだけでなく、情報をのびのびと配置できる余裕があることが、使い心地の良さにつながっています。ここでは、なぜA5が多くの人に選ばれているのか、その理由を具体的に見ていきましょう。
A5手帳の基本情報と特徴
A5サイズは、ノートや資料でもよく使われる定番サイズです。そのため視覚的にもなじみやすく、初めて手に取ったときに「扱いにくい」と感じにくいのが特徴です。1ページあたりの情報量が多く、文字が多めになっても窮屈さを感じにくいため、予定・メモ・補足情報を同時に書き込むことができます。
また、スケジュール管理だけに限らず、日々の記録や気づき、アイデアの書き留めなど、用途を限定せずに使える点もA5ならでは。一冊で複数の役割を担える手帳を探している人に向いています。
選ばれる理由
A5手帳が支持されている大きな理由は、「予定+メモ+振り返り」を1冊で完結できる点にあります。仕事用として使う場合でも、会議メモやタスク管理を書き込んだあとに余白が残るため、後からの追記や補足もしやすいです。
情報が分散しにくく、「あのメモはどこに書いた?」と迷いにくいのもメリット。複数冊を使い分けるのが苦手な人や、情報をまとめて管理したい人にとって、安心感のあるサイズだと言えるでしょう。
デザインの自由度
ページが広いA5は、デコレーションや色分け、図解などを取り入れやすいのも強みです。文字だけでなく、線や囲み、イラストを使って視覚的に整理することができます。
そのため、手帳を「管理ツール」だけでなく、「書くことを楽しむ場所」として使いたい人にも向いています。表現の幅が広く、自分なりの書き方を試しやすい点も、A5手帳が長く愛用されやすい理由のひとつです。
B6手帳の魅力と選ばれる理由

B6手帳は、「持ち歩きやすさ」と「続けやすさ」が大きな魅力です。サイズが小さいことで生活の中に自然と溶け込み、無理なく使い続けられる感覚が、多くの人に支持されています。手帳を「きちんと使おう」と構えなくても、日常の延長線で付き合える点が、B6ならではの良さです。
サイズ感
B6は文庫本に近いサイズで、バッグの中でもかさばりにくいのが特徴です。小さめのトートやショルダーバッグ、リュックの内ポケットにも収まりやすく、持ち歩くこと自体が負担になりません。
そのため、「今日は重いから置いていこう」となりにくく、結果として手帳を常に携帯する習慣が身につきやすいサイズと言えます。外出先で思いついたことをすぐ書ける点も、B6の強みです。
活用メリット
B6手帳は、開いた瞬間に全体が把握しやすく、サッと書いてサッと閉じられる気軽さがあります。予定の確認や簡単なメモを取るのに向いており、書く行為そのものに時間を取られにくいのが特徴です。
予定管理をシンプルにしたい人や、書く量がそれほど多くない人にとっては、「必要十分」な情報量を保てるサイズ。無理にページを埋めようとしなくていい点も、心理的な負担を減らしてくれます。
使い勝手の良さ
「書くハードルが低い」ことは、B6手帳の大きなメリットのひとつです。完璧に書こうとしなくても成立しやすく、多少空白があっても気になりにくいのが特徴です。
そのため、三日坊主になりやすい人や、手帳を途中で挫折した経験がある人にも向いています。続けることを最優先に考えたい人にとって、B6は安心して選べるサイズと言えるでしょう。
A5・B6のサイズ比較

ここでは、数字だけでなく“体感”の違いに注目して比較します。手帳選びで迷いやすいのは、寸法を見ても実際の使い心地が想像しにくい点です。そのため、この章では「使う場面を思い浮かべたとき、どう感じるか」という視点で整理していきます。
寸法の違い
A5は約148×210mm、B6は約128×182mmです。数字だけを見ると大きな差がないように感じるかもしれませんが、実際に開いてみると、書ける情報量や余白の取り方に明確な違いがあります。
A5は1ページに余裕があり、文字を詰め込まなくても整理しやすいのが特徴。一方B6はコンパクトな分、要点を絞って書く意識が自然と生まれます。この違いが、使い心地の印象を大きく左右します。
体感サイズ
A5は「ノート感覚」、B6は「本を読む感覚」に近いと言われます。A5は机に広げたときに安定感があり、腰を据えて書く作業に向いています。考えをまとめたり、振り返りを書いたりする時間を大切にしたい人には、安心感のあるサイズです。
一方B6は、片手でも扱いやすく、移動中や立ったままでも使いやすいのが特徴。サッと取り出して確認・記入する場面では、B6の軽快さが心地よく感じられるでしょう。
他サイズとの比較表現
A5とB6はどちらも“中間サイズ”に位置づけられますが、役割はやや異なります。A5は管理寄りで「情報をまとめる」感覚、B6は携帯寄りで「必要なことだけ持ち歩く」感覚に近いです。
このように捉えると、自分が手帳に求めているのが「整理」なのか「携帯性」なのかが見えやすくなり、サイズ選びで迷いにくくなります。
目的別おすすめ手帳サイズ

手帳選びは、使うシーンを具体的に思い浮かべると失敗しにくくなります。ただサイズを比べるだけでなく、「いつ・どこで・どんな気持ちで使うのか」を想像することで、自分に合う手帳が見えやすくなります。ここでは目的別に考え方を整理していきましょう。
シーン別
仕事中心の使い方であれば、会議メモやタスク、考えを書き込む余白が確保しやすいA5が向いています。机に広げて使う時間が長い場合も、A5の安定感は安心材料になります。一方、外出やプライベート中心であれば、持ち歩きやすくサッと確認できるB6が便利です。予定確認や簡単なメモが主な用途なら、B6の軽快さが活きてきます。
ライフスタイル別
デスクワークが多い人は、書く量が増えても対応できるA5の方がストレスを感じにくい傾向があります。反対に、移動が多い人や外で予定を確認する機会が多い人は、バッグに入れても負担になりにくいB6が使いやすいでしょう。日常の動きに合ったサイズを選ぶことで、手帳が自然と生活に馴染みます。
スペース重視の視点
「どこで書くか」を基準に考えるのも重要なポイントです。自宅や職場の机でじっくり書くならA5、電車内やカフェなど限られたスペースで使うならB6が扱いやすくなります。書く場所を想定するだけで、サイズ選びの迷いはぐっと減り、選択がスムーズになります。
A5手帳のメリット・注意点

A5手帳の最大のメリットは、書きやすさと情報量の多さです。ページに余裕があるため、予定だけでなく、その背景や考え、ちょっとした気づきまで一緒に書き残すことができます。「あとで見返したときに状況がすぐ思い出せる」という点は、A5ならではの強みと言えるでしょう。
一方で注意したいのが、重さやサイズ感です。書き込む量が増えるほど手帳自体も厚みが出やすく、毎日バッグに入れて持ち歩くには負担に感じることもあります。特に荷物をできるだけ減らしたい人にとっては、サイズがネックになる場合もあります。
そのため、持ち運びを前提にする場合は、紙が薄めのタイプや軽量設計のA5手帳を選ぶのがおすすめです。また、「外では使わず、主に家や職場で使う」と割り切ることで、A5のメリットを最大限に活かすこともできます。自分の使い方に合わせて工夫すれば、A5はとても頼れる存在になります。
B6手帳のメリット・注意点

B6手帳の大きなメリットは、やはり持ち運びやすさと軽快さにあります。バッグに入れても邪魔になりにくく、「とりあえず持っていく」が自然にできるサイズ感は、日常使いにおいて大きな安心材料です。思いついたことをすぐ書ける距離感があり、手帳を使うハードルを下げてくれます。
一方で、B6はコンパクトな分、書く量が増えると窮屈に感じやすい側面もあります。予定に加えて細かなメモや振り返りを書き込もうとすると、スペース不足を感じることもあるでしょう。
そのため、B6を快適に使うコツは「書く内容を絞る」ことです。メモが増えすぎない使い方を意識したり、要点だけを書くルールを決めたりすることで、B6の軽さと使いやすさを損なわずに活用できます。役割を限定して使えば、B6はとても頼もしい存在になります。
手帳選びの3つの視点

手帳のサイズが決まっても、「なんとなくしっくりこない」と感じることがあります。実はその違和感の正体は、サイズそのものではなく、デザイン・機能・ブランドといった細かな要素にあることが少なくありません。この3つの視点を意識して選ぶことで、購入後の後悔がぐっと減り、「ちゃんと使い続けられる手帳」に出会いやすくなります。サイズ選びの次に、ぜひ立ち止まって考えたいポイントです。
デザイン
手帳は毎日目に入り、何度も手に取るものだからこそ、気分が上がるかどうかは継続に直結します。表紙の色や質感、ロゴの有無、全体の雰囲気が自分の好みに合っているかは、意外と見落とされがちですが重要な要素です。
「開きたくなる」「持っていたくなる」と感じられるデザインは、それだけで使う頻度を自然と高めてくれます。逆に、機能は十分でも見た目にときめかない手帳は、次第に手に取らなくなってしまうこともあります。長く使うものだからこそ、直感的に好きだと思えるデザインを選ぶことが大切です。
機能
週間・月間・メモ欄の構成は、使い勝手を大きく左右します。予定管理が中心なのか、日々の記録や振り返りも書きたいのかによって、必要な機能は変わります。
自分の使い方に対して、機能が多すぎても少なすぎてもストレスになりがちです。あらかじめ「何を書くための手帳か」をイメージし、過不足がないかを確認することで、無理なく続けられる一冊を選びやすくなります。
ブランド軸
紙質や開きやすさ、製本の強さなど、細かな違いも使い心地や満足度に影響します。書き心地が良いと、それだけで書く時間が心地よいものになります。
ブランドごとに手帳には個性があるため、過去に使って良かったものを基準にするのもひとつの方法です。細部まで納得できる手帳は、自然と生活の一部になり、やがて「自分の定番」として長く付き合える存在になっていきます。
A5手帳の使用シーン

A5手帳は、書くスペースに余裕があるため、「しっかり書きたい」「考えを整理したい」という場面で力を発揮します。単なる予定管理にとどまらず、情報や思考をまとめる“作業の場”として使いたい人に向いているサイズです。ここでは、具体的な使用シーンごとにA5手帳の活かし方を見ていきましょう。
仕事
会議・タスク・メモをまとめて管理したい人にとって、A5は非常に相性の良いサイズです。会議内容を書きながら、その場で出たタスクやアイデアを同じページに残せるため、情報が分散しにくくなります。
また、ToDoリストや進捗メモ、振り返りを書き足しても余白が残りやすく、仕事の流れを一冊で把握できるのもメリット。デスクに広げて使う時間が多い人ほど、A5の安定感と書きやすさを実感しやすいでしょう。
プライベート
A5手帳は、日記や振り返り、思考整理にも向いています。その日の出来事だけでなく、感じたことや考えたことを余裕をもって書き残せるため、後から読み返したときに記憶がよみがえりやすくなります。
感情や気づきを言葉にするスペースがあることで、自分の内面と向き合う時間を大切にしたい人にもおすすめです。文字数を気にせず書ける点は、心の整理にもつながります。
趣味ログ
読書・勉強・記録系のログを残したい場合にも、A5は使いやすいサイズです。読んだ本の感想や学んだ内容、気になったフレーズなどをまとめて書いても、窮屈さを感じにくいのが特徴です。
図や箇条書き、ちょっとしたまとめを書き込む余白も確保しやすいため、趣味の記録を「後から活かせる形」で残したい人に向いています。
B6手帳の使用シーン

B6手帳は、「気軽に使えること」「常にそばに置けること」を重視したい人に向いています。大きく書き込んで情報をまとめるというよりも、必要な情報を、必要なタイミングで確認・記入する使い方が得意なサイズです。生活の流れを止めずに使える点が、B6ならではの魅力と言えるでしょう。ここでは、立場や生活シーン別に、B6手帳がどのように活躍するのかを見ていきます。
学生
学生にとってB6手帳は、授業や予定の管理にちょうどよいサイズ感です。カバンの中でかさばりにくく、教科書やノートと一緒に入れても負担になりません。毎日持ち歩く前提でもストレスが少ないため、自然と手帳を使う習慣が身につきやすくなります。
時間割や提出期限、テストの日程、ちょっとした先生のコメントなどを書き留めるのに十分なスペースがあり、情報をシンプルに整理できます。「必要なことだけをまとめておきたい」という学生には、B6のコンパクトさが心地よく感じられるでしょう。
社会人
社会人の場合、B6手帳はサブ手帳として特に活躍します。メインはデスク用の大きな手帳を使い、外出時や移動中はB6で予定確認や簡単なメモを取る、といった使い分けがしやすいサイズです。
打ち合わせの要点を書き留めたり、次にやることをメモしたりと、「今すぐ必要な情報」をまとめる用途に向いています。必要な情報だけをコンパクトに持ち歩きたい人にとって、B6は身軽さと実用性を両立できる頼れる存在になります。
日常使い
B6手帳は、買い物メモや予定確認など、生活に密着した使い方にもぴったりです。思いついたことをその場で書き留めたり、今日やることを簡単に整理したりと、日々の小さな行動を支えてくれます。
完璧に書こうとしなくても成立しやすく、「少し書いて、少し使う」感覚で続けられるのもB6の魅力。気負わず使えるサイズだからこそ、手帳が生活の一部として自然に根づき、長く付き合いやすくなります。
A5とB5も迷うサイズです。
私は、近年A5サイズをメインで使用しています。
まとめと行動促進の一言

A5もB6も、正解・不正解はありません。大切なのは、「どんな毎日を送りたいか」「手帳をどんな存在として使いたいか」という視点です。たくさん書いて思考を整理したい日々もあれば、身軽に予定を確認しながら過ごしたい日々もあります。手帳は、その時々の暮らしに寄り添う道具だからこそ、自分の感覚に合っているかが何より重要です。
今日から、“サイズ”という分かりやすい基準だけでなく、“自分の使い方”“自分の生活リズム”を軸に選んでみてください。きっと、ページを開くたびに少し気持ちが整い、「書いてよかった」と思える瞬間が増えていくはずです。まずは気になるサイズを手に取るところから、わたしにぴったりの手帳探しを始めてみましょう。


