キッチンで料理をしているときや、朝ごはんを準備しているとき、ジャムなどのビンの蓋がなかなか開かないことがありますよね。
そんなときのために、簡単で誰でもすぐに試せる開け方をご紹介します。
手元にあるものを使って、固い蓋を上手に開けるコツをお伝えします。
これを覚えておくと、固い蓋と格闘することが減るでしょう。
ビンの蓋が開かない理由
ビンの蓋がなかなか開かないとき、その原因を知ることでスムーズに解決できます。
こちらがよくある原因です。
蓋が冷えて縮む
冷蔵庫から出したてのビンは、蓋が冷えて縮んでしまい、ピッタリと閉じてしまうことがあります。
室温で少し待てば自然に開くこともありますが、急ぐ場合は温めると良いでしょう。
気圧の差が影響する
新しいビンや一度開けて冷蔵庫で保存したビンは、中の気圧が低くなっていて、外の気圧が蓋を強く押さえつけます。これは、高い山や飛行機で袋が膨らむのと同じです。
中身が粘着する
ハチミツやジャムなど粘り気のある食材が蓋についてしまうと、蓋が開きにくくなります。
使った後は、瓶の口をさっと拭き取ると予防になります。
固い蓋を開ける簡単な方法
全身の力を使う
道具がない場合は、手首だけでなく、腕全体の力を使って蓋を開けましょう。
蓋をしっかりと握り、腕をまっすぐにして力を入れると、力が均等に伝わりやすくなります。
熱を利用する
お湯を使う方法は、プラスチックやアルミの蓋に効果的です。
お湯に蓋を数分間つけると蓋が膨らみ、開けやすくなります。
お湯から出した後は、蓋をしっかり拭いてください。
また、ヘアドライヤーで蓋を温める方法もあります。
金属蓋には特に有効で、熱が伝わりやすいですが、熱すぎないように注意してください。
ビンの蓋が開けにくいときの簡単な対処法
摩擦を上げて滑りにくくする
蓋が滑って開かないときは、タオルやゴム手袋、輪ゴムを使うと良いですよ。これらを蓋に巻くことで、手が滑りにくくなり、力をしっかり伝えやすくなります。
力の加え方を見直す
普段は蓋を力いっぱい回そうとしますが、ビンをしっかり持ち変えてみるのも一つの方法です。ビンの本体をがっちりと掴んで、そこに力を加えると、蓋が意外とスムーズに開くことがあります。
専用オープナーの利用
蓋がよく固くなる場合は、専用のオープナーの使用を考えてみませんか？シリコン製や電動式のオープナーがあり、100円ショップをはじめとする雑貨店で手軽に手に入ります。これらを使うと、力をあまり使わずに蓋を開けることができます。
ビンの蓋が固くなるのを防ぐコツ
ビンの蓋が固くならないようにするためには、ビンを長い間そのままにしないことが大事です。
たまには蓋を開けて、スムーズに動くかチェックしてみましょう。
また、ジャムやハチミツなど粘っこい食品を使った後は、ビンの口をきちんと拭くことが重要です。
少し手間ですが、開けやすい別の容器に移すことも、蓋が固まるのを防ぐ効果的な方法です。
ビンの蓋が開かなくても、やってはいけないこと！
ライターで蓋を温める
蓋を火で温めると、瓶のガラスも熱を受けて割れてしまうことがあります。
ガラスは急な温度変化に弱いので注意が必要です。
また、温まった蓋はとても熱くなるため、触るとやけどする可能性があります。
ですから、この方法での蓋開けはおすすめできません。
蓋を叩く
蓋を叩くというのも、よくやる手法ではありますが、その衝撃で蓋が歪んでしまい、開けにくくなることがあります。
また、強く叩きすぎると、瓶自体が割れることもあるので、蓋を叩いて開ける方法は避けましょう。
工具を使う
この方法も、蓋が歪んでしまう恐れがあるので、工具を使うときは専用の物を使いましょう。
スプーンを蓋とビンとの隙間にねじ込む
この方法もやりがちです。気圧の差で貼り付いている蓋に、空気を送り込む目的で有効な手法ですが、これも一部分に強い力が掛かるので、ビンが割れる恐れがあります。
また、蓋の変形も懸念されます。
まとめ
蓋が開かないという問題は誰にでも起こります。
今回ご紹介した簡単な方法や便利な道具を使えば、この問題を解決できることが多いです。
ただ、ビンが割れる恐れのあるやり方もあるので、十分注意してください。
この記事を活用して、安全な開け方を試してみてくださいね。
