結婚して初めて年末を迎えると、「義実家にはお歳暮を贈ったほうがいい?」「自分の実家にも必要?」「一度贈ったら毎年続けるの?」など、意外と迷うことが多いですよね。
特に難しいのが、自分の実家と義実家でお歳暮に対する考え方が違う場合です。
自分の家では毎年当たり前に贈っていたのに、相手の家では「家族同士でお歳暮なんて必要ない」ということもあります。
結論からいうと、結婚したからといって、必ず両家へお歳暮を贈らなければならないわけではありません。
お歳暮は、一年間お世話になった方へ感謝を伝えるための贈り物です。
そのため、「結婚したら必ず贈る」という形式だけで決めるより、それぞれの家庭の習慣や関係性に合わせて考えるほうが自然です。
結婚後初めてのお歳暮で迷ったら、
- 両家にお歳暮を贈る習慣があるか
- 結婚した年にどのくらいお世話になったか
- 来年以降も無理なく続けられるか
この3つを基準に考えてみましょう。
【図1:結婚後初めてのお歳暮を「贈る・贈らない」で迷ったときの判断フロー】

この記事では、結婚後初めてのお歳暮について、義実家・実家・両家の親同士・仲人への考え方から、金額相場、贈る時期、のし、品物選びまでまとめています。
「贈らないと失礼になるのかな」と心配な方も、まずは自分たちの場合に当てはめながら確認してみてくださいね。
結婚後初めてのお歳暮はどうする?まず両家の習慣を確認しよう
結婚後初めてのお歳暮で、最初にしておきたいのは夫婦で両家の習慣を確認することです。
お歳暮には、結婚した夫婦なら必ずこうしなければならない、という全国共通の決まりがあるわけではありません。
家庭によって、
- 毎年、親や親戚へお歳暮を贈る
- 仕事関係や特にお世話になった方だけに贈る
- 親子間ではお歳暮を贈らない
- お歳暮そのものをほとんど贈らない
- 年末年始の帰省時に手土産を持っていく
など、年末の付き合い方はさまざまです。
結婚すると、これまで「普通」だと思っていたことが、実は自分の家庭だけの習慣だったと気づくこともあります。
お歳暮もそのひとつです。
自分の家のやり方だけで決めず、
「うちの実家は親子間でお歳暮を贈っていたけど、そっちはどう?」
と夫婦で確認してみるとよいでしょう。
結婚したからといって必ず贈る必要はない
「結婚後、初めてのお歳暮」と聞くと、何か特別なマナーがありそうに感じるかもしれません。
しかし、結婚したことだけを理由に、必ず両親や義両親へお歳暮を贈る必要はありません。
両家とも親子間でお歳暮を贈る習慣がなければ、結婚をきっかけに新しく始めなくてもよいでしょう。
一方で、結婚した年は両親や義両親にお世話になる場面が多くなりやすいものです。
結婚式や新居の準備を手伝ってもらったり、家具や家電を用意してもらったりした場合は、「今年一年ありがとうございました」という気持ちを伝える機会としてお歳暮を利用するのも自然です。
つまり、
「結婚したから贈る」のではなく、「今年の感謝を伝えたいから贈る」
と考えると分かりやすくなります。
夫婦で確認しておきたい3つのこと
初めてのお歳暮をどうするか迷ったら、次の3点を確認してみましょう。
| 確認すること | チェックしたいポイント |
|---|---|
| 両家の習慣 | 親子間でお歳暮を贈る習慣があるか |
| 今年のお付き合い | 結婚や新生活などで特にお世話になったか |
| 今後の方針 | 来年以降も無理なく続けられるか |
特に考えておきたいのが、3つ目の「今後も続けられるか」です。
お歳暮は、その年だけのお祝いというより、日頃の感謝を伝える季節の挨拶として継続して贈ることが多いものです。
最初の年に「新婚だから」と頑張りすぎて高価な品物を選ぶと、翌年から同じ水準で続けることが負担になるかもしれません。
両家へ贈る場合は品物代だけでなく、送料などがかかることもあります。
お中元も同じように贈るなら、年間ではそれなりの金額になります。
最初だからこそ、無理のない形を考えておくと安心です。
結婚したら義実家へお歳暮を贈るべき?

義実家へのお歳暮も、必ず贈らなければならないものではありません。
ただ、結婚した年は義両親にお世話になる場面が多いこともあります。
たとえば、
- 結婚式や顔合わせの準備を手伝ってもらった
- 新居探しや引っ越しを手伝ってもらった
- 家具や家電などを用意してもらった
- 新生活について相談に乗ってもらった
- 食品や日用品などを送ってもらった
といった場合です。
こうしたときは、お歳暮を「義実家だから贈らなければならないもの」と考えるのではなく、一年のお礼を伝えるひとつの方法として考えるとよいでしょう。
結婚した年にお世話になったなら感謝を伝える機会に
義実家への初めてのお歳暮では、品物の値段よりも「今年一年ありがとうございました」という気持ちが大切です。
高級な品物でなくても、ご両親が好きなお菓子やコーヒー、果物など、気軽に受け取ってもらえるものでも十分でしょう。
特に義実家への贈り物は、「失礼がないように」と考えるあまり、必要以上に高価なものを選びたくなるかもしれません。
ですが、高価すぎるものはかえって相手に気を遣わせることもあります。
義両親の好みが分からない場合は、配偶者に聞いてみるのが一番です。
「甘いものは好き?」
「コーヒーは飲む?」
「冷凍のものを送っても大丈夫そう?」
など、普段の生活を知っている本人に確認すれば、品物も選びやすくなります。
【義実家向けのお歳暮商品を自然に確認できるリンク】
「義実家向けに何を選ぶか迷う場合は、まず予算と好みに合いそうな定番ギフトを確認しておくと選びやすいです。」
義実家から「いらない」と言われたら無理に贈らなくてOK
義両親から、
「家族なんだから、お歳暮なんていいよ」
「これからお金がかかるんだから気を遣わなくていいよ」
と言われることもあります。
その場合は、相手の意向を尊重して、無理に贈り続けなくてもよいでしょう。
「でも何もしないのは気になる」という場合は、別の形で感謝を伝える方法もあります。
年末年始に帰省するなら、お歳暮ではなく、帰省時にお菓子や地元の名産品などを手土産として持っていく方法もあります。
また、年末に電話をしたり、帰省したときに「今年はいろいろありがとうございました」と直接伝えたりするだけでも気持ちは伝わります。
形式にこだわるより、相手が負担に感じない方法を選ぶことも大切ですね。
義実家に贈るなら自分の実家にもお歳暮は必要?
義実家にお歳暮を贈ることにすると、次に迷うのが「自分の実家にも贈ったほうがいい?」という点です。
こちらも、義実家に贈ったからといって、自分の実家にも必ず贈らなければならないという決まりはありません。
ただ、両家への対応の違いは、夫婦間で意外と気になりやすいところでもあります。
必ず両家へ同じように贈るという決まりはない
たとえば、
「自分の実家では親子間のお歳暮はしない」
「義実家では、結婚した子どもから毎年お歳暮を贈る習慣がある」
という家庭もあります。
こうした場合まで、無理に両家を同じにする必要はありません。
反対に、両家とも特に決まった習慣がないのであれば、夫婦で相談して、
「今年は両家に贈ろう」
「うちはお歳暮ではなく、帰省時の手土産にしよう」
など、自分たちなりのルールを作ってもよいでしょう。
重要なのは、「世間ではどうするか」だけで決めるのではなく、夫婦のどちらか一方だけが納得していない状態にしないことです。
迷ったら両家で予算をそろえると考えやすい
両家ともにお歳暮を贈るのであれば、同じくらいの価格帯でそろえておくと分かりやすいでしょう。
たとえば、両家とも3,000~5,000円程度の予算にして、それぞれの好みに合った品物を選びます。
まったく同じものを贈る必要はありません。
義実家にはコーヒー、自分の実家にはお菓子というように、好みに合わせて変えて大丈夫です。
「金額を完全に同じにしないと不公平」と考える必要もありません。
多少の差よりも、
両家をどのように大切にしていくかについて、夫婦の認識がそろっていること
のほうが大切です。
【図2:義実家・自分の実家へのお歳暮をどうそろえるか比較できる整理図】

両家の親同士もお歳暮を贈るべき?
結婚すると、自分たちから親へ贈るお歳暮だけでなく、「両家の親同士もお歳暮を贈り合う必要があるの?」と気になることがあります。
これについても、必ず贈り合わなければならないという決まりはありません。
結婚をきっかけに両家でお歳暮を贈り合う家庭もあれば、
「お互い気を遣わないように、季節の贈り物はなしにしましょう」
と最初から決める家庭もあります。
ここで気をつけたいのは、片方だけが毎年贈り続ける状態です。
受け取った側が、
「こちらからも何か返さないと失礼かな」
「毎年用意しないといけないのかな」
と負担に感じる可能性があります。
両家の親同士については、子ども夫婦だけで「贈ることにしよう」と決めるより、それぞれの親の意向を確認するほうがよいでしょう。
もし両家とも「気を遣わず付き合いたい」という考えなら、最初の年に、
「今後、お歳暮などはお互いなしにしましょう」
と決めてしまうのもひとつの方法です。
結婚後は長いお付き合いになる可能性があるからこそ、最初に無理のない距離感を作っておくことも大切です。
結婚後初めてのお歳暮の相場はいくら?
両親や義両親へお歳暮を贈る場合は、3,000~5,000円程度をひとつの目安にすると選びやすいでしょう。
相手との関係や家庭の習慣によって変わるため、金額はあくまで目安です。
| 贈る相手 | 金額の目安 |
|---|---|
| 自分の両親 | 3,000~5,000円程度 |
| 義両親 | 3,000~5,000円程度 |
| 仲人 | 5,000円前後を目安に検討 |
| 特にお世話になった方 | 3,000~5,000円程度 |
【図3:贈る相手別のお歳暮予算がひと目で分かるイラスト図解】

両親・義両親は3,000~5,000円程度をひとつの目安に
結婚後初めてのお歳暮だからといって、特別に高価なものを用意する必要はありません。
毎年贈る可能性を考えると、無理なく続けられる金額にしておくほうが安心です。
たとえば両家へ5,000円ずつ贈れば、品物だけでも1万円になります。
お中元も同じ程度の予算で贈るなら、年間ではさらに費用がかかります。
結婚したばかりの時期は、新生活や帰省、冠婚葬祭など、何かと出費が増えやすいものです。
お歳暮だけを特別に考えるのではなく、年間の交際費のひとつとして予算を考えておくと無理がありません。
高価すぎる品物はかえって気を遣わせることも
「初めてだから、きちんとしたものを贈らないと」と考えて、必要以上に高価な品物を選ぶ必要はありません。
あまり高額なものを贈ると、受け取ったご両親が、
「こんなにしてもらって申し訳ない」
「こちらからも何か返したほうがいいのかな」
と気を遣ってしまうことがあります。
お歳暮は金額の高さを競うものではありません。
個人的には、初めての年だからこそ、相手が気兼ねなく受け取れて、来年も同じくらいなら続けられるという金額にしておくとよいと感じます。
結婚後初めてのお歳暮はいつ贈る?
お歳暮を贈る時期には地域差がありますが、12月上旬から20日ごろまでをひとつの目安として、余裕を持って準備すると安心です。
年末が近づくほど、帰省や大掃除、お正月の準備などで相手も忙しくなります。
配送を利用する場合は、年末の混雑も考えて早めに注文しておきましょう。
12月上旬~20日ごろを目安に余裕を持って準備
初めてのお歳暮では、
「何を贈る?」
「予算はいくら?」
「のしはどうする?」
と、決めることが意外と多くあります。
そのため、11月ごろから夫婦で相談しておくとスムーズです。
特に両家へ贈る場合は、それぞれの好みを確認したり、配送先を確認したりする時間も必要になります。
オンラインショップなどを利用する場合は、お歳暮の配送時期を指定できることもあります。
旅行や帰省などで不在になる予定が分かっているなら、受け取りやすい時期を確認しておくと親切です。
お歳暮に間に合わなかったら御年賀・寒中御見舞も検討
準備が遅れて年内のお歳暮に間に合わなかった場合は、無理に「御歳暮」として届けるのではなく、時期に応じて「御年賀」や「寒中御見舞」などに切り替える方法があります。
ただし、贈る時期や地域によって適した表書きが変わる場合があります。
年末ぎりぎりになってしまったときは、相手の地域の習慣を確認したり、購入する百貨店やギフトショップで相談したりすると安心です。
お歳暮は手渡しと配送どちらがいい?

お歳暮は、現在では配送で贈っても問題ありません。
遠方に住んでいる場合や年末に会う予定がない場合は、百貨店やオンラインショップなどから直接配送すると便利です。
一方、近くに住んでいて年末に会う予定があるなら、直接手渡ししてもよいでしょう。
「配送では失礼かな」と心配になるかもしれませんが、無理に直接届ける必要はありません。
生活スタイルや距離に合わせて選びましょう。
直接会うなら手渡しでもOK
手渡しする場合は、
「今年一年、いろいろありがとうございました」
「ほんの気持ちですが、皆さんで召し上がってください」
など、短い言葉を添えるだけでも気持ちは伝わります。
義実家への初めてのお歳暮では、少し緊張するかもしれません。
ただ、難しい挨拶を暗記する必要はありません。
今年お世話になったことへの感謝を、自分の言葉で伝えれば十分です。
配送するときは一言連絡すると丁寧
配送する場合は、品物だけが突然届くよりも、事前にLINEや電話などで一言伝えておくと丁寧です。
たとえば、
「今年一年いろいろとお世話になったので、ささやかですがお歳暮を送りました。○日ごろに届くと思います」
といった簡単な内容でよいでしょう。
特に冷蔵品や冷凍品を送る場合は、受け取りの都合もあります。
相手が長期間不在だったり、冷凍庫に入らなかったりすると困らせてしまうため、事前に伝えておくと安心です。
結婚後のお歳暮の「のし」はどうする?
一般的なお歳暮では、のし紙の表書きを**「御歳暮」**とします。
百貨店やギフトショップ、オンラインショップのお歳暮商品であれば、注文時に「御歳暮」ののしを選択できることが多いです。
初めてで分からない場合は、購入先で相談してもよいでしょう。
表書きは「御歳暮」が基本
お歳暮として適切な時期に贈る場合は、上段に「御歳暮」とするのが一般的です。
ただし、贈る時期が遅れた場合などは、時期に応じて表書きを変えることがあります。
「もう御歳暮では遅い?」
「御年賀にしたほうがいい?」
と迷った場合は、百貨店やギフトショップで確認すると安心です。
名前は夫婦連名?名字だけ?
結婚後初めてのお歳暮では、のしに誰の名前を書くのかも迷いやすいところです。
夫婦連名にする方法もあれば、世帯主の名前のみを記載する場合もあります。
両親や義両親への贈り物で、夫婦二人からの気持ちとして贈りたいなら、その意図が分かる形にするとよいでしょう。
ただし、名入れの方法については家庭の考え方や購入先の対応によっても異なります。
迷ったら、
「結婚後初めて、夫婦から両親へ贈るお歳暮です」
と購入先で伝えて相談すると安心です。
結婚式の仲人にもお歳暮を贈る?

以前は、結婚式でお世話になった仲人へ、結婚後しばらくお中元やお歳暮を贈る習慣も見られました。
現在は仲人を立てない結婚も増えているため、すべての夫婦に当てはまるものではありません。
実際に仲人をお願いした方がいる場合は、
- 親族なのか
- 会社関係の方なのか
- 結婚後も付き合いが続いているか
- 両親同士にも付き合いがあるか
- 地域や親族内に決まった慣習があるか
といった点を踏まえて判断しましょう。
仲人がいる場合は両親にも確認しておく
仲人へのお歳暮で迷ったら、まず自分たちの両親に確認するのがおすすめです。
特に親族関係や会社関係、地域の慣習が関係している場合は、親世代のほうがこれまでの経緯を把握していることがあります。
仲人本人との関係だけでなく、両家との長年の付き合いが関係しているケースもあります。
そのため、「一般的にはこう」と一律に判断するより、家庭の事情を確認したほうが安心です。
仲人へのお歳暮はいつまで続ける?
「仲人には3年間お歳暮を贈る」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
ただし、必ず3年間で終了する、あるいは必ず3年間贈らなければならないという絶対的なルールとして考える必要はありません。
結婚後も仕事や親族関係などでお世話になっているなら、その後も感謝を伝える関係が続くことがあります。
反対に、結婚式をきっかけとしたお付き合いであれば、一定期間を区切ることも考えられます。
大切なのは、
「何年贈ったか」ではなく、「現在どのようなお付き合いをしているか」
です。
終了するタイミングに迷った場合も、両親に相談してから判断するとよいでしょう。
一度始めたお歳暮はやめてもいい?
結婚後初めてのお歳暮で、意外と大切なのが**「来年以降どうするか」**です。
お歳暮は毎年の季節の挨拶として続けることが多いため、最初の年に何となく始めてしまうと、翌年になって、
「去年贈ったから、今年も贈らないと失礼かな」
と迷うことがあります。
もちろん、一度贈ったら一生やめられないわけではありません。
生活環境や家計、両家との付き合い方が変われば、見直すこともできます。
ただ、最初から「続ける可能性がある贈り物」ということは意識しておきましょう。
贈り始める前に「来年以降も続けるか」を考えておく
たとえば、両家へ毎年5,000円ずつお歳暮を贈れば、品物だけで年間1万円です。
お中元も同じくらいの予算で贈るなら、年間ではさらに費用がかかります。
そこに誕生日、母の日、父の日、帰省時の手土産などが加わる家庭もあるでしょう。
一つひとつは大きな金額ではなくても、年間で考えると負担になることがあります。
だからこそ、
「結婚したから、とりあえず今年は贈ろう」
ではなく、
「これから両家とどんな付き合い方をしていきたい?」
というところまで話しておくことが大切です。
お歳暮だけを切り離して考えるより、両親との年間の付き合い方として整理すると決めやすくなります。
結婚した年だけ感謝を伝えたいなら「御礼」という方法も
「結婚式や新生活でとてもお世話になったから、今年は何か贈りたい。でも、毎年お歳暮を続ける予定はない」
そんな場合は、お歳暮ではなく「御礼」として贈る方法も考えられます。
お歳暮は季節の挨拶として継続して贈る意味合いがあります。
一方、「御礼」であれば、
「結婚の際には大変お世話になりました」
「新生活をいろいろと手伝ってくれてありがとう」
という、その年の具体的な感謝を伝えやすくなります。
結婚した年に何か贈りたいからといって、必ず「御歳暮」という形にする必要はありません。
今後毎年続けたいのか、それとも今年お世話になったことへのお礼をしたいのか。
贈る目的を先に決めると、どの形が自分たちに合っているか判断しやすくなります。
【図4:「お歳暮」と「御礼」どちらが向いているか判断できる比較図】

結婚後初めてのお歳暮で喜ばれやすいもの
両親や義両親へのお歳暮は、仕事関係の方への贈り物と比べて、相手の好みが分かっていることも多いでしょう。
定番として選びやすいものには、
- お菓子
- コーヒー・紅茶
- ジュース
- ハム・ソーセージ
- 魚介類
- 肉類
- 果物
- 調味料
- 日用品
などがあります。
ただし、「お歳暮の定番だから」という理由だけで選ぶ必要はありません。
相手が普段どのようなものを好んでいるのか、どのくらいの量なら無理なく消費できるのかを考えて選ぶほうが喜んでもらいやすいでしょう。
好みが分かるなら好きなものを選ぶ
コーヒーが好きなら少し上質なコーヒー、甘いものが好きなら普段自分ではあまり買わないようなお菓子など、好みに合わせると選びやすくなります。
義実家への贈り物なら、配偶者に、
「ご両親は最近何が好き?」
「毎年もらって困っているものはない?」
と聞いてみるのもおすすめです。
意外と、
「お菓子はたくさんもらうから、コーヒーのほうがいい」
「二人暮らしだから量が多いものは食べきれない」
など、家族だからこそ分かる情報が出てくることがあります。
夫婦それぞれが自分の両親の好みを担当して選ぶのもよいですね。
迷ったら消費しやすい食品や飲み物も選択肢
好みがよく分からない場合は、家族で分けやすいお菓子や飲み物、調味料など、消費しやすいものから探してみるのもひとつの方法です。
「普段自分では買わないけれど、もらったらちょっとうれしい」
くらいのものは、お歳暮にも選びやすいでしょう。
また、常温で保存できるものは、受け取ったあとすぐに冷蔵庫へ入れる必要がないため便利です。
ただし、健康上の理由やアレルギー、食事制限などが分かっている場合は、それらを優先して選びましょう。
【予算3,000~5,000円で選べるお歳暮ギフトへ】
「何を選ぶか決めきれない場合は、3,000~5,000円程度の予算から、常温保存できるものや小分けの商品を中心に見てみると探しやすいです。」
冷蔵・冷凍品や大容量の品は事前確認がおすすめ
年末は、お歳暮以外にも食品をいただいたり、お正月用の食材を買ったりして、冷蔵庫や冷凍庫がいっぱいになりやすい時期です。
そのため、大容量の肉や魚介類、冷凍食品などを贈る場合は、事前に確認しておくと親切です。
特に夫婦二人暮らしのご両親には、量が多すぎると食べきれないこともあります。
「豪華なもの=喜ばれる」とは限りません。
少量でも質のよいものや、小分けになっているものなど、相手が扱いやすいかどうかもチェックしてみてください。
義実家への初めてのお歳暮では「きちんとしたものを」と考えがちですが、サプライズ感より、受け取ったあとの使いやすさを優先するほうが親切な場合もあります。
【図5:初めてのお歳暮で選びやすい品・注意したい品を整理したイラスト】

結婚後初めてのお歳暮でよくある疑問
最後に、結婚後初めてのお歳暮で特に迷いやすいポイントをまとめます。
結婚した年は必ずお歳暮を贈る必要がある?
必ず贈らなければならないものではありません。
家庭や地域によって習慣が違うため、まず夫婦で両家のお歳暮事情を確認してみましょう。
両家とも親子間でお歳暮を贈る習慣がないなら、結婚をきっかけに無理に始める必要はありません。
一方、結婚した年に特にお世話になったので感謝を伝えたい場合は、お歳暮を贈ったり、「御礼」として品物を贈ったりする方法があります。
義実家だけに贈っても大丈夫?
両家の習慣が違うのであれば、義実家だけに贈ることも考えられます。
たとえば義実家では親子間のお歳暮が一般的で、自分の実家ではそうした習慣がない場合です。
ただし、「自分の親には何もないの?」と夫婦間で認識がずれないよう、事前に話しておくことが大切です。
両家ともに贈る場合は、同じくらいの価格帯にしておくと分かりやすいでしょう。
お歳暮を断られたらどうする?
義両親や両親から「今後は気を遣わなくていい」と言われた場合は、その意向を尊重してよいでしょう。
せっかく感謝を伝えるための贈り物なのに、相手に負担を感じさせてしまっては本末転倒です。
帰省時にちょっとした手土産を持参する、年末に電話をする、会ったときに一年のお礼を伝えるなど、お歳暮以外にも感謝を伝える方法はあります。
お歳暮とお中元は両方必要?
必ず両方贈らなければならないわけではありません。
年に一度だけ季節の挨拶をするなら、一年間の感謝を伝えるお歳暮だけを選ぶ家庭もあります。
お歳暮とお中元の両方を始めると、毎年の贈り物も増えます。
「周りがやっているから」ではなく、両家の習慣と、自分たちが無理なく続けられるかどうかを基準に考えてみましょう。
喪中でもお歳暮は贈れる?
お歳暮はお祝いそのものではなく、日頃の感謝を伝える贈り物なので、一般的には喪中でも贈ることができます。
ただし、相手が忌中の場合などは、贈る時期やのしに配慮したほうがよいケースがあります。
状況によって判断が変わるため、心配な場合は時期をずらしたり、購入先などで確認したりすると安心です。
まとめ|結婚後初めてのお歳暮は両家の習慣を確認して決めよう

結婚後初めてのお歳暮は、「結婚したら絶対に両家へ贈らなければならない」と考える必要はありません。
迷ったら、まず次の3つを確認してみましょう。
- 両家にお歳暮を贈る習慣があるか
- 結婚した年にどのくらいお世話になったか
- 来年以降も無理なく続けられるか
両親や義両親へ贈る場合は、3,000~5,000円程度をひとつの目安にして、相手の好みや生活に合ったものを選ぶとよいでしょう。
両家ともに贈るのであれば、同じくらいの価格帯にしておくと夫婦としても考えやすくなります。
一方で、義実家から「気を遣わなくていい」と言われているなら、その気持ちを尊重することも大切です。
お歳暮を贈らなくても、帰省時の手土産や年末の挨拶など、感謝を伝える方法はあります。
仲人がいる場合についても、「必ず3年間」などと形式だけで判断するのではなく、現在のお付き合いや両家の考え方を確認して決めましょう。
また、
「今年は結婚式や新生活でお世話になったから何か贈りたい。でも、毎年のお歳暮にはしたくない」
という場合は、「御礼」として贈る方法もあります。
結婚すると、お歳暮だけでなく、お中元、母の日・父の日、年末年始、帰省時の手土産など、これまでとは少し違った家同士のお付き合いが始まります。
最初からすべて完璧にこなそうとすると、夫婦にとっても両家にとっても負担になってしまうかもしれません。
まずは夫婦で、
「うちの実家はどうしている?」
「そっちの実家はどう?」
「私たちはこれからどうしようか?」
と話してみることから始めてみてください。
大切なのは、一般的なマナーだけに合わせることではなく、両家の習慣を尊重しながら、自分たちにとって無理なく続けられる付き合い方を見つけることです。
それが、結婚後の両家との関係を気持ちよく続けていくためのひとつのポイントになるでしょう。
【記事を読み終えて具体的なお歳暮候補を確認したい人向け】
「両家に贈る方針が決まったら、あとは予算とご両親の好みに合わせて候補を絞ってみてください。定番のお歳暮ギフトを見比べておくと、イメージしやすくなります。」
