ゼラチン・白玉粉・米粉・サイリウムまで徹底活用
「片栗粉がない…!」その瞬間から、あなたは料理の冒険家。
味はバッチリ。火加減も完璧。なのに——
「最後のとろみ付けに使う片栗粉、切らしてた!?」
そんな絶望的な瞬間を経験したことがある人、多いのではないでしょうか。
でも、実はそのピンチ、家にある“あの食材”たちで切り抜けられるんです。
代用品はただのリカバリーじゃありません。視点を変えれば、新しい発見と美味しさの入り口。
この記事では、料理の“とろみ”や“衣”に使える片栗粉の代用品を、目的別・素材別に徹底ガイド。
さらに、ゼリーなどのスイーツ向け「固める」素材との違いもわかりやすく解説。
いつもの食材が“救世主”になるかもしれない、そんな料理の裏ワザ集をお届けします。
第1章:まず落ち着こう!片栗粉がない時のベストな選択肢とは?

料理中に片栗粉が必要になる瞬間って、実は2パターンに分かれます。スープやあんかけの“とろみ付け”か、揚げ物などの“衣”として使うか。
実はこの使い道によって、代用品の選び方も大きく変わるんです。まずは、今の自分が「何を作ろうとしていたか」を整理することから始めましょう。
「とろみ」と「衣」、まず何がしたいかを明確にしよう
夕食の仕上げ、あんかけを作ろうとして「片栗粉がない!」。そんな時、冷蔵庫を開けたり、スマホで「片栗粉 代用」と検索した経験、ありませんか?でも、ちょっと待って。まずは落ち着いて、何のために片栗粉を使いたかったのかを明確にしましょう。
・スープやあんにとろみをつけたいのか?
・それとも揚げ物の衣に使いたかったのか?
・プリンやゼリーのように「固める」目的なのか?
これによって、選ぶべき代用品が全く違ってくるんです。
代用品選びに失敗しない3つの基本ルール
片栗粉の代用品を選ぶときに覚えておきたい、シンプルだけど超大事なルールがあります。
- 使い道を明確にする(とろみ・衣・固める)
- 加熱温度とタイミングを意識する(ゼラチンは高温NGなど)
- 風味や見た目の変化を許容する気持ちを持つ
「完璧に同じ仕上がり」ではなく、「おいしく・無駄なく・安全に」代用するのが目的です。臨機応変さこそ、家庭料理の最大の武器です。
家にある“あの食材”が救世主になるケースとは?
たとえば、家にある「コーンスターチ」「薄力粉」「米粉」などの粉類。お菓子用の「ゼラチン」や「白玉粉」、時には「じゃがいも」だって、とろみ付けの救世主になり得ます。
・冷蔵庫のすみに眠っていた白玉粉がスープに大変身!?
・ゼリー用ゼラチンが、熱を止めてから加えるだけでとろみ出しに使える!
・すりおろしたじゃがいもで、和風シチューに自然なとろみを。
意外性こそ、代用品の醍醐味。「買いに行く」よりも、「今あるもので乗り切る」達成感って、ちょっとクセになりますよ。
第2章:家にあるもので“とろみ”を出す:実力派代用品7選

「とろみがほしいけど片栗粉がない!」
そんなピンチも、冷蔵庫や棚の奥にある意外な食材たちが解決してくれるかもしれません。ここでは、日常的に家庭にあることが多い7つの代用品を紹介します。それぞれの特徴と使い方のコツを知って、臨機応変にとろみ付けを楽しみましょう。
1. コーンスターチ:片栗粉の“そっくりさん”
まず頼りたいのがコーンスターチ。とうもろこし由来のデンプンで、見た目も使い方も片栗粉にそっくり。ただし、仕上がりはやや白っぽく、さらりとした柔らかいとろみになるのが特徴です。
おすすめ料理:中華あん、グラタンソース
ポイント:水で溶いてから加え、加熱しすぎないこと
2. 米粉:とろみ+見た目も◎の優等生
米粉はうるち米やもち米から作られた粉で、和洋中問わず万能に使える素材です。とろみは柔らかく、仕上がりは少し白くなりますが、優しい口当たりが魅力です。
おすすめ料理:ホワイトソース、豆乳スープ
ポイント:だまになりにくいので初心者にも安心
3. 薄力粉:加熱で勝負、使い方にちょっと注意
小麦粉からできた薄力粉も立派な代用品。ただし、片栗粉よりも加熱に時間がかかり、ダマになりやすいという落とし穴も。
おすすめ料理:シチュー、ホワイトグラタン
ポイント:必ずよく混ぜる&しっかり沸騰させる
4. 白玉粉:もちもち系とろみに変身
「とろみには不向きでは?」と思われがちな白玉粉ですが、実は水に溶かして少し火を通せば、自然なとろみが出ます。もっちり系の食感が加わるので、スープやあんかけに面白みが出せます。
おすすめ料理:和風きのこあん、もち入りスープ
ポイント:粒が大きいので、よく溶かしてから使用
5. じゃがいも:すりおろせば立派な“とろみ職人”
生のじゃがいもをすりおろして加えるだけで、優しいとろみがつきます。栄養も加わり一石二鳥。摩り下ろしに抵抗があれば、加熱して潰すのもOK。
おすすめ料理:ポトフ、豚汁、野菜スープ
ポイント:入れすぎると重くなるので量に注意(目安は1個)
6. ゼラチン:火を止めてから加えるのがコツ!
スイーツのイメージが強いゼラチンも、実はとろみ付けに活用可能。ただし、高温に弱いので加熱調理後に加えるのがコツ。ふやかしてから使うのを忘れずに!
おすすめ料理:スープ、煮こごり風アレンジ
ポイント:80度前後の液体に加えると効果的
7. とろみちゃん:名前どおりの最終兵器
とにかく手軽に済ませたい人には「とろみちゃん」などの市販のとろみ専用商品が神アイテム。顆粒状で水で溶く必要もなく、料理に直接加えるだけ!
おすすめ料理:離乳食、時短あんかけ、疲れた日の時短ごはん
ポイント:加熱温度(約85度)を守れば失敗なし!
とろみをつけるのに、わざわざスーパーに走らなくても、冷蔵庫の中や戸棚の奥をのぞけば意外と“代用品の宝庫”だったりします。次章では、「揚げ物の衣に使いたい!」という方のための代用テクニックをご紹介します。
第3章:衣にもいける!代用粉でサクサク揚げ物にチャレンジ

「唐揚げの下準備完了!…あれ、片栗粉がない…。」
そんな悲劇的な展開、料理中には意外とよくありますよね。でも大丈夫。片栗粉がなくても、あなたの冷蔵庫や棚にある“あの粉たち”が、立派に代わりを務めてくれます。
ここでは、衣用の代用品3つをピックアップしてご紹介。サクサク・カリカリの揚げ物を片栗粉なしで実現するコツ、あります!
1. 米粉で作る軽やか衣:唐揚げや天ぷらに最適
米粉は粒子が細かく、揚げたときの軽さとサクサク感が特徴。小麦粉よりも油の吸収が少ないため、仕上がりが重たくならず、冷めてもベチャッとしにくいのが嬉しいポイントです。
おすすめ料理:鶏の唐揚げ、野菜のかき揚げ
使い方のコツ:肉や野菜に下味をつけたら、米粉をまぶしてそのまま揚げるだけ。水溶きにしてもOK!
2. 天ぷら粉:実はとろみも衣も両方こなす万能選手
「天ぷら粉って天ぷら専用でしょ?」と思いがちですが、実は衣以外にもとろみ付けにも使える、隠れたオールラウンダー。中にはデンプンやベーキングパウダーが入っているものもあり、片栗粉の代わりとしても十分機能します。
おすすめ料理:えび天、ちくわ天、野菜天ぷら
使い方のコツ:冷水で溶いて、さっくりと混ぜるのがポイント。混ぜすぎ厳禁!
3. 薄力粉+卵:シンプルだけど安定のコンビ
片栗粉がなくても、薄力粉と卵があれば立派な揚げ衣に。特に豚カツや魚のフライ系には、このコンビが安心。粉だけの衣よりもコクが出て、食べごたえもしっかり。
おすすめ料理:とんかつ、アジフライ、チキンカツ
使い方のコツ:肉や魚に薄力粉→溶き卵→パン粉(またはそのまま揚げ)で、しっかりとした衣に。
応用編:米粉×天ぷら粉で“ふわカリ衣”!
実は、米粉と天ぷら粉を1:1で混ぜると、驚くほど軽くてふんわりした衣に。唐揚げにすると、サクサク&ジューシーが見事に両立します。家に2種類ある時は、ぜひ実験してみてください。
「片栗粉の衣じゃなきゃ無理!」と思っていた方も、代用品を知れば選択肢がぐっと広がります。しかも、意外と「いつもより軽くておいしい!」なんて発見も。次章では、片栗粉やその代用品をスイーツで使う時の「とろみ」と「固める」の違いについて、詳しく解説します。
第4章:ゼラチン、寒天、アガー…「固める」と「とろみ」の違いを知ろう

料理初心者にもベテランにも、意外と混同されやすいのが「とろみ」と「固める」の違い。「ゼラチンって片栗粉の代わりになるの?」「寒天ってとろみ出せる?」なんて疑問、抱いたことありませんか?ここで一度、両者の違いをスッキリ整理しておきましょう。
「とろみ」と「凝固」の違い、実は知らない人が多い?
まず押さえておきたいのはこの基本。
- とろみ:液体に“とろっとした粘度”を加えること。スープやあんかけに使われる。
- 凝固:液体を“冷やして固形にする”こと。ゼリーやプリンなどが代表例。
つまり、片栗粉やコーンスターチは「とろみ付け」専用で、ゼラチンや寒天は「固める」専用なんです。似てるようで全く違う働きをしているんですね。
ゼラチンで失敗しないとろみ付けテクニック
とはいえゼラチンは、うまく使えば「とろみ風」に仕上げることも可能です。火を止めた後、80度前後のスープやソースにふやかしたゼラチンを加えるだけ。冷やせばプルン、温かいままだと“とろん”とした質感に。
注意点:沸騰させると固まらなくなるので、加えるタイミングが重要!
寒天・アガー・マシュマロ:ゼラチンの代わりになる食材たち
「ゼラチンがない!」そんな時は、他の“固め系”の食材に助けてもらいましょう。
寒天
海藻からできていて、しっかりした食感。60℃で溶け、40℃以下で固まる。常温保存OK、食物繊維も豊富。
アガー
海藻と豆由来で、無色透明&柔らかめの食感が特徴。室温でも固まり、プリンやゼリーにぴったり。
マシュマロ
実はゼラチン・卵白・砂糖で作られているため、溶かせばゼリーのように固められる。子どもと作るおやつに◎。
【番外】片栗粉でゼリーは作れるのか?
「ゼラチンがない…片栗粉でゼリーできないかな?」と思う方もいますが、残念ながらNG。
片栗粉はとろみは出せても、冷やしても固まりません。冷えると白く濁り、弾力はあっても透明感やツルン感とは無縁。ゼリーを作るならやっぱり凝固材が必要です。
“とろみ”と“固める”の違いを知っておけば、失敗を防げるだけでなく、より自由に食材を組み合わせられるようになります。
次章では、グルテンフリー・低糖質食材を使って片栗粉の代わりにするアイデアを紹介します!
第5章:グルテンフリー・低糖質で選ぶ!片栗粉代用の健康食材
片栗粉って意外と糖質が高い。
しかも原料はじゃがいもなので、グルテンフリーではあるけれど糖質制限をしている人にはちょっと気になる存在。
そこで登場するのが、健康志向にぴったりな「代用とろみ食材」たちです。
「糖質を控えたい」「小麦アレルギーがある」「食物繊維をもっと摂りたい」
そんな人に向けた、グルテンフリーかつ低糖質な“とろみ素材”を紹介します!
1. 葛粉:和の高級食材が魅せる、透明感のとろみ
本葛粉は、葛の根から抽出したデンプン。高価ですが、加熱すると見事な透明感と粘度が出ます。風味も上品で、料理が一気にプロっぽく仕上がる魔法の粉です。
おすすめ料理:和風あんかけ、湯葉スープ
使い方のコツ:しっかり加熱して透明になるまで混ぜること
注意点:市販の葛粉はサツマイモなどの混合が多いので、純正表示に注意
2. サイリウム:食物繊維の化け物!とろみ+満腹感
名前はちょっと難しいけれど、最近話題の“サイリウム”はオオバコ由来の食物繊維。水分を吸うとぷるんと固まり、少量でも十分なとろみが出ます。
おすすめ料理:中華スープ、ダイエット用あんかけ
使い方のコツ:粉をそのまま水に入れず、他の液体と一緒に加えること。すぐ固まるのでタイミング命!
ポイント:糖質ゼロ・カロリーもほぼゼロで、便秘解消にも一役買う万能選手!
3. 米粉&白玉粉:グルテンフリーでも満足度◎
米から作られる粉たちは、グルテンフリーながらも料理の満足感をしっかりキープしてくれます。特に白玉粉はもっちり食感をプラスできるので、スープやあんに独特の奥行きが出ます。
おすすめ料理:豆乳シチュー、野菜あんかけ
使い方のコツ:だまにならないようによく溶かしてから加熱を
まとめ:ヘルシーな選択は“知ってるかどうか”で変わる!
「健康のために制限ばかりでつまらない…」
そんな風に感じている方こそ、代用食材の知識は力になります。
- 糖質が気になるなら→サイリウム
- 美容と透明感を求めるなら→葛粉
- 使いやすさ重視なら→米粉・白玉粉
目的に合わせて、片栗粉に代わる新しい選択肢を試してみてくださいね。
第6章:子どもと作れる簡単おやつ!片栗粉ナシでも楽しめるレシピ集

おやつを作ろうと思ったら「片栗粉がない!」
でも大丈夫。片栗粉がなくても、家にある材料で十分に楽しくて美味しいスイーツは作れます。特にゼリーやもち系のおやつは、子どもと一緒に作れば“食べる”より“作る”がメインイベントに。
ここでは、親子で作れる簡単おやつレシピを3つご紹介します。どれも火の扱いに注意すれば、小さなお子さんでも楽しく参加できますよ。
1. 片栗粉ゼロでわらび餅風:もちぷる食感の秘密
本来は「わらび粉」を使って作るわらび餅。でも、スーパーで売っている“わらび餅粉”の正体は、実はさつまいもやじゃがいものデンプン。だから、ゼラチンや白玉粉でも似た食感が作れちゃうんです。
材料:
- 白玉粉 50g
- 水 200ml
- 砂糖 大さじ2
- きな粉・黒蜜(お好みで)
作り方:
- 鍋に白玉粉と砂糖、水を入れてよく混ぜる。
- 中火にかけ、絶えず混ぜながら加熱する。
- 透明感が出てきたら火を止め、スプーンですくって冷水に落とす。
- 冷えたら皿に盛りつけ、きな粉や黒蜜をかけて完成!
2. マシュマロで作るゼリー:火を使わず安全に!
ゼラチンがない時、実はマシュマロが代わりになります。基本成分はゼラチン+砂糖+卵白。ジュースと一緒に溶かせば、簡単ゼリーの完成!
材料:
- マシュマロ 8個
- 100%ジュース 100ml
作り方:
- マシュマロの表面の粉を洗い流す。
- 耐熱容器にマシュマロとジュースを入れ、電子レンジで1分半加熱。
- よく混ぜて溶かし、容器に入れて冷やし固める。
※加熱直後は熱くなるので、お子さんの扱いにはご注意を!
3. とろみミルクプリン:ゼラチンでなめらか食感
ゼラチンがあれば、手軽にとろけるプリンが作れます。ミルクと砂糖、ゼラチンのシンプル構成で、アレンジも自在。
材料:
- 牛乳 200ml
- ゼラチン 5g(ふやかし済み)
- 砂糖 大さじ2
作り方:
- 牛乳と砂糖を鍋で温める(沸騰NG)。
- 火を止めてふやかしたゼラチンを加え、よく混ぜる。
- 容器に入れて冷蔵庫で1~2時間冷やす。
- お好みでフルーツやシロップをかけても◎
「おいしい」は自由でOK!
片栗粉がなくたって、子どもと一緒に作る時間にはちゃんと価値があります。むしろ「代用してもこんなに楽しい!」という経験が、料理をもっと好きになるきっかけになるかもしれません。
第7章:迷ったらコレ!目的別・片栗粉の代用品“早見表”で即解決

ここまで読んできたあなたは、きっともう“片栗粉がなくても怖くない”モードに入っているはず。
でも実際の料理中に「どれを使えばよかったっけ?」と迷うこともあると思います。
そんなときにサッと使えるように、片栗粉の代用品を“目的別”に早見表でまとめました。冷蔵庫の扉に貼っておきたいくらい、使える一覧です!
🔶 とろみ付けに使いたいとき(スープ・あんかけ系)
代用品 | 仕上がりの特徴 | メモ |
---|---|---|
コーンスターチ | やや柔らかめ、白っぽい | 加熱しすぎ注意 |
米粉 | なめらかで自然なとろみ | ダマになりにくい |
薄力粉 | 少し時間がかかるがしっかり | 加熱必須、混ぜながら |
白玉粉 | もち感あり、見た目は濁る | 風味が和風向け |
じゃがいも | ナチュラルなとろみ | すりおろし or 潰す |
🔶 衣に使いたいとき(唐揚げ・天ぷら・フライ系)
代用品 | サクサク度 | コツ |
---|---|---|
米粉 | ◎(軽く仕上がる) | 水分調整が重要 |
天ぷら粉 | ◎(安定の仕上がり) | 冷水でさっくり混ぜる |
薄力粉+卵 | ○(コクあり) | とんかつなどに最適 |
🔶 スイーツやデザートで「固めたい」とき(ゼリー・プリン)
代用品 | 特徴 | ポイント |
---|---|---|
ゼラチン | ぷるん・柔らか | 火を止めてから加える |
寒天 | しっかり食感、食物繊維あり | 加熱→冷却で常温OK |
アガー | 無色透明、柔らか | 60℃以上で固まる |
マシュマロ | 簡単&楽しい、ぷにぷに | 電子レンジでOK、甘み調整不可 |
🔶 健康重視で選びたいとき(グルテンフリー・低糖質系)
代用品 | 特徴 | 向いている料理 |
---|---|---|
サイリウム | 糖質ゼロ、ぷるぷる | ダイエットあんかけ、スープ |
葛粉 | 透明感、風味あり | 和風スープ、餡かけ |
米粉・白玉粉 | グルテンフリー、やや甘味 | 洋食全般、スイーツにも可 |
最後に:選択肢を知っておけば、料理はもっと自由になる
料理に正解はひとつじゃありません。
「今日はコレを試してみよう」「ちょっとヘルシーにしてみよう」
そんな風に選べる楽しさが、代用品にはあるんです。
「ないものはない」で終わらせず、「あるもので何とかする」その姿勢こそが、家庭料理のかっこよさかもしれません。
片栗粉がなくても、料理は止まらない。

代用品って、妥協策じゃないんです。
それは「応用力」と「柔軟さ」、そしてちょっとの“遊び心”の証。
今日紹介した食材たち——コーンスターチ、米粉、じゃがいも、ゼラチン、サイリウム…。
どれもあなたのキッチンに眠っているかもしれない、隠れた名脇役。
片栗粉がなくても、おいしい料理は作れます。
むしろ、ないからこそ生まれる新しい味や発見に、ちょっとワクワクしてみませんか?
「次は何でとろみをつけよう?」
そう思ったあなたは、もう“ただの家庭料理人”じゃなくなっているはずです。